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「カリフォルニアから来た娘症候群(The Daughter from California Syndrome)」とは?

・元々は、『故郷を何年も離れていたカリフォルニア在住の娘が、年老いた父親が病気になった時に絶対にセカンドオピニオンを聞くべきと主張したため、老夫婦はそれに従ったが、なぜ自分がセカンドオピニオンを求めているかが理解できないので、医療を受けることに不安を感じてしまった』という事例から来ている。

・転じて、『終末期など命の危機に瀕した際に、普段現れない家族が急に現れ、方針やケアに異論を唱えたり、延命処置といった積極的な対処の施行を主張する、といった破壊的家族を表現する医療隠語』として知られている。

・日本では地域によって様々な言われ方があり「東京にいる娘症候群」などが代表的である。

・ちなみに我が新潟では「神奈川の娘症候群」「千葉の息子症候群」などが有名。

 

首都圏在住者って、なんで特権意識が高いのかなぁ・・・

 

対処法

・このような場合、理論的に説得しても無効である。驚きや悲しみへの「共感」を示すと共に、親を心配する娘の気持ちを承認してあげることで、感情面を満たすアプローチが有効であるとされる。

・人は論理的な部分と感情的な部分を持っている。もし感情的になっている人に論理的な話ばかりしても火に油を注ぐようなものである。その場合は、先に感情を扱う必要がある。

・特に家族のことは感情を揺れ動かされることが多く、感情を扱うスキルが必要である。

 

家庭医って、大変ね。。。

 

参照文献:

Molloy DW, et al:Decision making in the incompetent elderly:“The Daughter from California syndrome”.J Am Geriatr Soc, 39:396-399, 1991

 
Unger KM:The Daughter from California syndrome. J Palliat Med, 13:1405, 2010

 

 

 

治療 2021年8月号 特集 「21世紀適々斎塾流! いつもの診療にプラスする家庭医療実践」

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

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