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γ計算のコツ

1.体重は10㎏刻み(細かくても5㎏刻み)

 

2・投与する薬剤を何倍希釈にするかを決める

薬剤によって決まっている

・ドパミンは1/3倍希釈(3㎎/mL)

・ドブタミンは等倍(1㎎/mL)

・ニカルジピンも等倍(1㎎/mL)

・ノルアドレナリンなら20倍(0.05㎎/m)

※ノルアドレナリンは薬剤シリンジの交換頻度を抑えるため、10倍希釈(0.1㎎/mL)や5倍希釈(0.2㎎/mL)などより濃い組成もある

 

3.X倍希釈をすると、1/X γ=0.06×体重(㎏)mL/時

 

例)体重52㎏、ノルアドレナリン5㎎/5mlを生食45mlに溶解して0.05γから開始する場合

1.体重を50㎏と決める

2.ノルアドレナリンは5㎎/50mLなので10倍希釈

3.1/10(0.1)γ=0.06×50㎏=3mL/時

→ 0.1γ=3mL/時

→0.05γ=1.5mL/時

 

参照:ノルアドレナリン「3-3-3の法則」

・ノルアドレナリン(1mg/1mL)3Aを生食でtotal 30mLに希釈(10倍希釈)

・3mL/時で初期量の0.1γ(体重50kg)になる

 

 

 

 

 

レジデントノート 2021年9月 Vol.23 No.9 治療効果が変わる! 利尿薬の選び方・使い方〜根拠をもって使うための基本知識と病態に応じた処方のコツを教えます

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