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シガテラ中毒(ciguatera fish poisoning)

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疾患

・シガテラ中毒とは、熱帯・亜熱帯の珊瑚礁域に生息する毒化した魚類を食することによって起こる食中毒

・日本国内では九州、沖縄地方が主な発生域

・原因となる主な魚は、バラフエダイ、イッテンフエダイ、バラハタなど

・原因毒のシガトキシンは熱に強く、加熱しても破壊されない。

・摂取後数時間~24時間程度で発症する

 

 

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症状

・消化器症状(下痢、嘔吐、腹痛、悪心等)が先行することが多く、胃腸炎との鑑別が重要。

・主症状は神経症状であるドライアイスセンセーション(温度感覚の異常)、掻痒、四肢の痛みで、筋肉痛、関節痛、頭痛、めまい、脱力、排尿障害などもある。

・ドライアイスセンセーション

他にcold allodynia、hot-cold reversalともいう

シガテラ中毒に特徴的な症状

冷たいものに触れた際に灼熱感や感覚異常を認める

「飲水したときに舌にピリピリとした痺れを感じる」「クーラーの冷気が直接皮膚に当たると痛い」など

・循環器系症状(不整脈、血圧低下、徐脈等)も呈することがある。

・神経症状は、軽症では1週間程度で治まるが、重症な場合では数ヶ月から1年以上継続することがある。

・死亡例は極めて稀である。

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