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脂質異常症の WHO 表現型分類

・脂質異常症と診断されたら、脂質異常症の病型診断に進む。

・必要に応じてリポ蛋白電気泳動検査および高速液体クロマトグラフィー(high performance liquid chromatography;HPLC)検査を行う。

 

・高脂血症には,コレステロールのみが増加するもの,トリグリセリドのみが増加するもの,両者が増加するものがある。

・高コレステロール血症のみの場合,HDL-C が正常であれば IIa 型と決めてよいが,高トリグリセリド血症を伴う場合には IIb 型,III 型,V 型の鑑別をしなくてはならない。

・また,高トリグリセリド血症のみの場合は I 型か IV 型ということになるが,I 型は極めて稀なのでほとんどの場合 IV 型と考えてよい。

 

 

Ⅰ型  カイロミクロンの増加 、上層クリーム層、下層は透明
Ⅱa型   LDL の増加、透明
Ⅱb 型 LDL と VLDL の増加、白濁
Ⅲ 型 カイロミクロンレムナントの増加、broad- βの出現
Ⅳ型  VLDL の増加 、白濁
Ⅴ型 カイロミクロン、VLDL の増加 、上層はクリーム層、下層は白濁

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