水平半規管型BPPV
・水平半規管型はBPPVの30%を占める
・外側半規管は水平ではなく、やや前上に30°傾いている
→枕をして頭を30°上げると地面に垂直になって耳石が動かしやすくなる
・
supine roll test
仰臥位で顔を90°横向きに向ける
↓
① 浮遊結石による水平半規管型BPPV
・左右とも、床向きに眼振が出現(Geotropic type :向地性⽔平半規管型BPPV)
・横向き頭位で眼振、症状が強い時に下にある方(または30°前屈位で眼振が向かう方)が患側
・横向き頭位で眼振、症状が強い時に下にある方(または30°前屈位で眼振が向かう方)が患側
(「geotropicはgreat(強い)方が患側」と覚える)
② クプラ結⽯症による水平半規管型BPPV
・左右とも、天井向きに眼振が出現(Apogeotropic type :背地性⽔平半規管型BPPV)
・横向き頭位で眼振、症状が弱い時に下にある方(または30°前屈位で眼振が向かわない方)が患側
(「apogeotropicはambiguous(曖昧、弱い)方が患側」と覚える)
※潜時がなく、持続時間が長い
※ 背地性は難治性
※ 背地性は中枢性の可能性もあり!
⽔平半規管型BPPVに 対する⽿⽯置換法(Gufoni法)
1.)眼振が弱い⽅の向き(向地性なら健側、背地性なら患側)へ倒れて2分
2.)向地性なら45°床側、背地性なら45°天井向き(つまり眼振の向き)に顔を向け、2分
3.)その後、座位に戻る
(1時間以内の改善率 1回で改善 48.4% 2回以内で改善 60.9%)
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