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COVID-19(新型コロナウイルス)感染症

参照:

新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療の手引き

 

検査について

検査の感度、特異度

・PCR検査の感度は70%前後(強く疑う例では1回のPCR検査陰性でも除外できない)

 

最適な検体の種類

・一般的には「鼻咽頭ぬぐい液」「唾液」「喀痰」がある

・「唾液」は「鼻咽頭ぬぐい液」と感度が同等とされる。

 

最適な検査時期

・ウイルスの増殖は発症前~発症5日前後がピーク

・発症から長期間経過した場合はPCR、抗原検査で陰性となる可能性が高まる

 

 

症状と鑑別診断

症状の特徴

・最初の2,3日の症状だけで風邪と区別することは不可能(流行状況や暴露歴から判断)

・無症状の場合もある

味覚、嗅覚異常は特異性が高い

・下痢

・前頭部頭痛

・経過が長い(1週間以上)傾向がある

・happy hypoxemia

呼吸苦の訴えがなくても、SpO2の著明な低下を認める(↔通常の風邪では認めない)

・ワクチンを打っていない高齢者(50歳以上)が「風邪をひいた」といって来院した場合は、早目の検査が推奨される

 

 

 

鑑別疾患

・発熱+上気道症状→ウイルス性上気道炎(いわゆる「風邪」)

・発熱+嗅覚障害→急性副鼻腔炎

・高熱、上気道症状、筋肉痛→インフルエンザ

・発熱のみ(気道症状に乏しい)→感染性心内膜炎、椎体炎、胆管炎/胆嚢炎、前立腺炎(熱源不明の原因になりやすい疾患)

・重症肺炎(人工呼吸器が必要)→肺炎球菌性肺炎、レジオネラ肺炎

・両側すりガラス陰影(ground-glass opacity:GGO)→ウイルス性肺炎、ニューモシスチス肺炎、特発性間質性肺炎、好酸球性肺炎、薬剤性肺連

・乾性咳+一部GGO→マイコプラズマ肺炎

・両側バタフライ陰影+一部GGO→急性心不全

 

重症度分類とマネジメント

重症度分類

参照(このサイトより引用):https://www.pref.nagasaki.jp/shared/uploads/2021/09/1630914994.pdf

 

 

検査

・一般血液、尿検査、生化学検査、血清検査、凝固関連、血液培養などを必要に応じて行う。

・リンパ球数の低下、CRP、 フェリチン、D ダイマー、LDH、KL-6、IFN- λ 3 などの上昇は重症化あるいは 予後不良因子として知られている。

・血清 KL-6 値は,肺傷害の程度,および炎症の程度と関連し,また肺の換気機能を反映することから、肺病変の進行の程度を反映するマーカーとなりうる。

 

治療

原則

・重症化リスク因子のある軽症・中等症Ⅰの症例では中和抗体薬(特にオミクロン株に対してはソトロビマブ)の使用を第一に検討する。何らかの理由で中和抗体薬が使用できない場合はモルヌピラビル(抗ウイルス薬、ラゲブリオ®)投与を検討する

 

薬剤各論

【ウイルス増殖を抑える】

・抗ウイルス薬(レムデシビル、ファビピラビル)

 

【抗炎症治療 】

・ステロイド(デキサメサゾン(デカドロン®))

・抗IL-6阻害薬(トシリズマブ(アクテムラ®))

・IL-1受容体拮抗薬(アンナキンラ)

・コルヒチン

 

【血栓傾向抑制】

・動脈、静脈ともに血栓傾向となる

・肺塞栓症、肺血栓症が最多

<具体的治療法>

・VTE予防のため、予防的抗凝固療法を行う(ヘパリンカルシウム皮下注®など:未分画ヘパリン)

 

新型コロナウイルス感染症感染者の療養終了・退院基準について

 

「発症日」とは?

有症状の場合

発熱・のどの痛み等新型コロナウイルス感染症の症状が出た日を「0日目」とする

無症状の場合

抗原検査キットやPCR検査等を実施した検体採取日を「0日目」とする

 

(1)症状のある方

①入院、入所していない方 (令和4年9月7日から変更)

・発症日から7日間経過し、かつ、症状軽快後24時間経過した場合には、8日目から療養解除を可能とします。

・ただし、発症日から10日間が経過するまでは感染リスクが残存することから、検温など自身による健康状態の確認や、高齢者等ハイリスク者との接触、ハイリスク施設への不要不急の訪問、感染リスクの高い場所の利用や会食等を避け、マスクを着用するなど、自主的な感染予防行動の徹底をお願いいたします。

②入院している方 (高齢者施設に入所している方を含む)

・発症日から10日間経過し、かつ症状軽快後72時間経過した場合に、11日目から療養解除を可能とします。

※ 高齢者施設に入所している方を含みます

※ 『症状軽快』とは、解熱剤を使用せずに解熱し、かつ、呼吸器症状が改善傾向にあることをいう

※ ①・②とも、人工呼吸器等による治療を行った場合を除きます。

 

(2)症状のない方

・検体採取日から7日間を経過した場合には、8日目に療養解除を可能とします。(従来から変更無し)

・加えて、検体採取日から5日目の検査キットによる検査で陰性を確認した場合には、5日間経過後(6日目)に療養解除を可能とします。

・ただし、検体採取日から7日間経過するまでは感染リスクが残存することから、検温など自身による健康状態の確認や、高齢者等ハイリスク者との接触、ハイリスク施設への不要不急の訪問、感染リスクの高い場所の利用や会食等を避けること、マスクを着用すること等、自主的な感染予防行動の徹底をお願いいたします。(令和4年9月7日から変更)

 

 

 

※ 陰性化確認のための検査について

・新型コロナウイルス感染症は、無症状及び軽症・中等症においては現行の療養解除基準を満たした症例では、他者へ感染のリスクは極めて低いとされています。

・そのため、保健所において療養解除の際に「陰性を確認するための検査」は実施しておりません

陰性化確認のための検査を受けたい場合には、自己負担(保険適用外)となります。

 

 

 

 

 

 

 

呼吸器感染
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