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ワクチン接種手技(皮下注射、筋肉注射)

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皮下注射

「大腿前外側」「上腕外側(三角筋中央部、上腕後外部下1/3)」が推奨されている

・上腕ならびに大腿の近い部位に接種する場合、接種部位の局所反応が重ならないように少なくとも2.5㎝以上あける。

 

参照:https://www.wakuchin.net/schedule/timing.html

 

 

・皮膚と皮下組織をつまみ上げ、45°の角度で針を刺入。

・逆血を確認する必要なし!

(推奨接種部位には大きな血管はなく、吸引の過程が痛みを増す作用をすることがあるため)

 

成人皮下注射部位

・肩峰と肘頭を結んだ線の下から1/3の点

参照(このサイトより引用):https://www.kango-roo.com/mv/37/

 

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筋肉内注射

1)小児筋注

・1歳未満:大腿前外側部(外側広筋の中央1/3)

1歳未満は、上腕三角筋よりも筋肉量が多い大腿外側広筋が推奨される

・1歳以上2歳未満:大腿前外側部または上腕三角筋中央部

・2歳以上:上腕三角筋中央部

 

 

2)成人筋注

日本プライマリ・ケア連合学会 予防医療・健康増進委員会ワクチンチーム 製作・監修

『新型コロナワクチン より安全な新しい筋注の方法 ダイジェスト版』

 

針の長さと深さ

参照:奈良県立医科大学臨床研修センター 研修医用 筋肉注射手技マニュアルv1.6 https://www.nmu-resident.jp/intramuscular.html

 

・一般的には23~25G、長さ25mm の接種針を使用(やせ型の人では16mmも可)

・標準的な体型では、筋膜まで平均20mm。25mm針の根元までの穿刺で筋層に5mm以上,針が確実に⼊ることが多い。

・骨に当たったら3mm程度引き抜いて薬液を注入。

 

日本医師会「新型コロナウイルスワクチン速報【第5号】」

日本医師会「新型コロナウイルスワクチン速報【第5号】」

三角筋をつままずに広げて圧迫固定する(皮下組織が手繰られて厚くなると、針先が三角筋に届かなくなるため)

・針を摂取部位に対して垂直(90°)の角度で刺入。

・刺入する深さは体型によって13-20mmが目安。

シリンジ陰圧確認は行わないこと(筋肉組織損傷による免疫獲得減弱のリスクを回避するるため)

・刺入時に異常の訴えがないことを確認(神経損傷を避けるため)

・ワクチンの注入

・抜針後は軽く圧迫するだけでよく、揉まない

・接種推奨部位には大きな血管は存在しないため、逆血を確認する必要なし!

・接種後、接種部位をもむ必要はなし!

 

 

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痛みを軽減するための対策

・短くて直径が小さい針を使用

・冷たいワクチンは痛く感じられるため、室温がよい

・気晴らし(音楽をかける、痛みを吹き飛ばすふりをする、子供の好きな物を持ってきて注意をそらす)

・注射部位の冷却

・接種の1~2分前に甘い液体を飲む

・母乳を与える

・ゆっくり横に揺らしながら抱っこする

 

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