感染 ペニシリン系抗菌薬の基礎 ペニシリン系抗菌薬とは? ・βラクタム系抗菌薬の一種 ・大きく以下4つのグループに分類する: ① ペニシリンG ② アミノペニシリン(アモキシシリン、アンピシリン) ③ ピペラシリン ④ βラクタマーゼ阻害薬配合ペニシリン... 2021.01.12 2024.03.08 感染
診察・検査 結核(症状、検査) 疫学・感染経路 ・感染症法の2類感染症に分類される ・2019年の新たな届出数は14,460人(人口10万人あたり11.5人) ・20~40歳代が22.4%と若年層に多い ・結核患者からの咳、くしゃみ、唾液などの... 2020.01.18 2024.03.07 診察・検査感染
感染 ニューキノロン系抗菌薬の基礎知識 総論 ・DNAジャイレース(トポイソメラーゼ)に作用して殺菌的に効果を発揮する ・第1世代のナリジクス酸を「オールドキノロン」(第1世代キノロン)とし、第2世代(シプロフロキサシン)以降をニューキノロンと称す。 ・世代が新しい... 2019.04.24 2024.03.06 感染
感染 帯状疱疹(所見、検査、治療、ワクチン) 疾患 ・水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)感染症 ・VZV=HHV-3(human herpes virusu) ・VZVは初感染で水痘を発症し、その後知覚神経節に潜伏する。加齢、ストレス、免疫抑制剤使用などにより免疫機能が低下... 2019.10.09 2024.02.29 感染皮膚科
感染 肺炎球菌ワクチンについて 肺炎球菌ワクチン 現在の肺炎球菌ワクチン ・「13価肺炎球菌結合型ワクチン」(PCV13: プレベナー13®)(→乳幼児) ・「15価肺炎球菌結合型ワクチン」(PCV15:バクニュバンス®)(→2024年4月から乳幼児定期接種)... 2019.01.15 2024.02.29 感染予防
消化器 急性下痢(感染性腸炎の鑑別と治療) 急性と慢性の違い ・下痢の期間が4週間未満のものを「急性下痢」、4週間以上を「慢性下痢」とする。 (2~4週間を「持続性」ということもある) ・急性下痢の原因は感染によるものが大半を占める ・4週間以上続く場合を「慢性下... 2019.03.13 2024.02.27 消化器感染
感染 セフェム系抗菌薬の基礎 ペニシリン系とセフェム系の違い ・ペニシリン系とセフェム系は、両者とも「β-ラクタム系抗生物質」に分類される。 ・作用部位はともに細胞壁にあるペニシリン結合タンパク質(PBP) ・両者の主な違いは、β-ラクタム環に付いている環... 2021.01.12 2024.02.17 感染
感染 マクロライド系抗菌薬の基礎知識 特徴 ・エリスロマイシン、クラリスロマイシン、アジズロマイシンの3つ ・しかし、エリスロマイシンは半減期が短い、消化管吸収が悪い、下痢などの消化器症状の頻度が高いなどの問題が多く、使用頻度は少ない(びまん性汎細気管支炎、副鼻腔炎気管支症... 2019.04.24 2024.02.08 感染
感染 尿路感染症 「尿路感染症」に含まれる疾患 ・腎膿瘍 ・急性巣状細菌性腎炎(acute focal bacterial nephritis:AFBN) ・腎盂腎炎 ・膀胱炎 ・尿道炎 ・前立腺炎 ・精巣炎、精巣上体炎... 2021.11.11 2024.01.14 感染泌尿器科
感染 在宅、施設往診での抗菌薬 原則 ・グラム染色はすること ・できるだけ培養も取る ・エコー検査は実施すること(胆管炎、水腎症の検索) 経口薬 アモキシシリン(AMPC:サワシリン®) ・肺炎、皮膚軟部組織感染症 ・250㎎ 1... 2024.01.14 感染泌尿器科総合診療・家庭医療
感染 抗菌薬投与期間に関する最近の知見 抗菌薬治療は従来より短期間でよい可能性が示唆 ・院内肺炎:7~8日 ・複雑性尿路感染症/腎盂腎炎:5~7日 ・グラム陰性桿菌による菌血症:7日 ・皮膚軟部組織感染症:5~6日 参考文献: J Hosp... 2024.01.14 感染総合診療・家庭医療
脳神経系 髄膜炎(身体所見、髄液検査、腰椎穿刺の適応判断、初期治療) 髄膜炎の3徴:「意識障害」「発熱」「頚部硬直」 「意識障害」 「発熱」 「頚部硬直」 ・上記のうち少なくとも1つ認めるのは99% → 3徴を全て認めなければ髄膜炎を除外できる可能性は高い 髄膜刺激症状 1.項部硬直... 2019.03.19 2024.01.10 脳神経系感染
感染 クロストリジオイデス・ディフィシル感染症(Clostridioides difficile infection;CDI) 疑うべき症状、所見 ・抗菌薬使用の経過で起こる下痢、腹痛、発熱が典型的である。このような場合は本症を考える。 ・典型的症状(1日3回以上の水様便、腹痛、右下腹部の圧痛(回盲部および上行結腸が侵されやすい)、発熱、原因不明の白血球増多... 2022.02.21 2023.12.20 感染
消化器 大腸憩室、憩室炎 疫学 ・大腸憩室の保有率は日本人全体で約24%とされ、年齢とともに上昇する。 ・欧米人に比較して少ないとされる一方で、年々増加傾向ともいわれている ・食物繊維摂取の低下が関与すると考えられている ・本邦では、右側結腸(上... 2022.10.15 2023.12.08 消化器感染
呼吸器 COVID-19(新型コロナウイルス)感染症:一般医の対応 参照ホームページ: 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第9.0版」(厚生労働省健康局) 「医療機関向け情報(治療ガイドライン、臨床研究など)」 検査について 検査の感度、特異度 ・PC... 2021.02.03 2023.11.29 呼吸器感染
感染 梅毒(身体所見、検査) 疾患 ・潜伏期約3週間 ・他の性感染症の合併の可能性を考慮する(HIV、淋菌、クラミジア) ・最近はHIV合併例増えている ・HIV感染患者は神経梅毒に進行する率が高い(そのため神経症状の有無に関わらず髄液検査が推奨... 2020.02.06 2023.11.16 感染
診察・検査 伝染性単核球症(伝染性単核球症様症候) 概要 ・伝染性単核症(infectious mononucleosis)は、ヘルペスウイルスの一種であるEBウイルスなどに初感染することが原因で起こる、発熱、咽頭炎、リンパ節腫脹を主とする急性感染症。 ・思春期から若年青年層に好発し... 2020.01.10 2023.11.15 診察・検査感染
感染 手足口病(hand, foot and mouth disease:HFMD) 疾患 ・手足口病(hand, foot and mouth disease:HFMD)は、口腔粘膜および手や足などに現れる水疱性の発疹を主症状とした急性ウイルス感染症。 本疾患はコクサッキーA16(CA16)、CA6、エンテロウイルス7... 2019.07.17 2023.11.15 感染小児科