感染

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救急

日本紅斑熱

疾患 ・ダニ(マダニ)媒介によるリケッチア感染症(※ツツガムシ病もリケッチア感染症) ・紅斑熱群リケッチアの一種 Rickettsia japonica を起因病原体とし、野山に入りマダニに刺咬されることにより感染する。 ・媒...
2024.04.24
感染

テトラサイクリン系抗菌薬

テトラサイクリン系の3薬剤 ・ドキシサイクリン(ビブラマイシン®):経口(bioavailability ほぼ100%) ・ミノサイクリン(ミノマイシン®):主に点滴 (※ 現在テトラサイクリンはほとんど使用しない) ...
2024.04.24
呼吸器

マイコプラズマ肺炎

特徴、症状 ・潜伏期1~4週 ・ヒト-ヒト感染を起こすため、社会曝露の多い小児や若年成人に多い。1歳以下、高齢者では稀 ・肺炎に特異的な下気道症状のみならず、咽頭痛、鼻汁、耳痛などの上気道症状(50%)、皮膚症状(25%)、消...
2024.04.03
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脳神経系

髄膜炎(身体所見、髄液検査、腰椎穿刺の適応判断、初期治療)

髄膜炎の3徴:「意識障害」「発熱」「頚部硬直」 「意識障害」 「発熱」 「頚部硬直」 ・上記のうち少なくとも1つ認めるのは99% → 3徴を全て認めなければ髄膜炎を除外できる可能性は高い 髄膜刺激症状 1.項部硬直...
2024.03.26
感染

レジオネラ肺炎

疾患 ・Legionella pneumophilaが原因。 ・細胞内寄生菌(→細胞内活性が低いβラクタム系は無効) ・70種類以上の血清型があるが、1型が80% ・グラム陰性桿菌(ヒメネス染色) ・温泉や循環式浴...
2024.03.22
感染

ペニシリン系抗菌薬の基礎

ペニシリン系抗菌薬とは? ・βラクタム系抗菌薬の一種 ・大きく以下4つのグループに分類する: ① ペニシリンG ② アミノペニシリン(アモキシシリン、アンピシリン) ③ ピペラシリン ④ βラクタマーゼ阻害薬配合ペニシリン...
2024.03.08
診察・検査

結核(症状、検査)

疫学・感染経路 ・感染症法の2類感染症に分類される ・2019年の新たな届出数は14,460人(人口10万人あたり11.5人) ・20~40歳代が22.4%と若年層に多い ・結核患者からの咳、くしゃみ、唾液などの...
2024.03.07
感染

ニューキノロン系抗菌薬の基礎知識

総論 ・DNAジャイレース(トポイソメラーゼ)に作用して殺菌的に効果を発揮する ・第1世代のナリジクス酸を「オールドキノロン」(第1世代キノロン)とし、第2世代(シプロフロキサシン)以降をニューキノロンと称す。 ・世代が新しい...
2024.03.06
感染

帯状疱疹(所見、検査、治療、ワクチン)

疾患 ・水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)感染症 ・VZV=HHV-3(human herpes virusu) ・VZVは初感染で水痘を発症し、その後知覚神経節に潜伏する。加齢、ストレス、免疫抑制剤使用などにより免疫機能が低下...
2024.02.29
感染

肺炎球菌ワクチンについて

肺炎球菌ワクチン 現在の肺炎球菌ワクチン ・「13価肺炎球菌結合型ワクチン」(PCV13: プレベナー13®)(→乳幼児) ・「15価肺炎球菌結合型ワクチン」(PCV15:バクニュバンス®)(→2024年4月から乳幼児定期接種)...
2024.02.29
消化器

急性下痢(感染性腸炎の鑑別と治療)

急性と慢性の違い ・下痢の期間が4週間未満のものを「急性下痢」、4週間以上を「慢性下痢」とする。 (2~4週間を「持続性」ということもある) ・急性下痢の原因は感染によるものが大半を占める ・4週間以上続く場合を「慢性下...
2024.02.27
感染

セフェム系抗菌薬の基礎

ペニシリン系とセフェム系の違い ・ペニシリン系とセフェム系は、両者とも「β-ラクタム系抗生物質」に分類される。 ・作用部位はともに細胞壁にあるペニシリン結合タンパク質(PBP) ・両者の主な違いは、β-ラクタム環に付いている環...
2024.02.17
感染

マクロライド系抗菌薬の基礎知識

特徴 ・エリスロマイシン、クラリスロマイシン、アジズロマイシンの3つ ・しかし、エリスロマイシンは半減期が短い、消化管吸収が悪い、下痢などの消化器症状の頻度が高いなどの問題が多く、使用頻度は少ない(びまん性汎細気管支炎、副鼻腔炎気管支症...
2024.02.08
感染

尿路感染症

「尿路感染症」に含まれる疾患 ・腎膿瘍 ・急性巣状細菌性腎炎(acute focal bacterial nephritis:AFBN) ・腎盂腎炎 ・膀胱炎 ・尿道炎 ・前立腺炎 ・精巣炎、精巣上体炎...
2024.01.14
感染

在宅、施設往診での抗菌薬

原則 ・グラム染色はすること ・できるだけ培養も取る ・エコー検査は実施すること(胆管炎、水腎症の検索) 経口薬 アモキシシリン(AMPC:サワシリン®) ・肺炎、皮膚軟部組織感染症 ・250㎎ 1...
感染

抗菌薬投与期間に関する最近の知見

抗菌薬治療は従来より短期間でよい可能性が示唆 ・院内肺炎:7~8日 ・複雑性尿路感染症/腎盂腎炎:5~7日 ・グラム陰性桿菌による菌血症:7日 ・皮膚軟部組織感染症:5~6日 参考文献: J Hosp...
感染

クロストリジオイデス・ディフィシル感染症(Clostridioides difficile infection;CDI)

疑うべき症状、所見 ・抗菌薬使用の経過で起こる下痢、腹痛、発熱が典型的である。このような場合は本症を考える。 ・典型的症状(1日3回以上の水様便、腹痛、右下腹部の圧痛(回盲部および上行結腸が侵されやすい)、発熱、原因不明の白血球増多...
2023.12.20
消化器

大腸憩室、憩室炎

疫学 ・大腸憩室の保有率は日本人全体で約24%とされ、年齢とともに上昇する。 ・欧米人に比較して少ないとされる一方で、年々増加傾向ともいわれている ・食物繊維摂取の低下が関与すると考えられている ・本邦では、右側結腸(上...
2023.12.08
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