診察・検査

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くも膜下出血(警告出血、オタワSAHルール、MRI所見、初期対応など)

2次性頭痛のred flag sign ・頭痛の1~5%は2次性頭痛 『Dr.林のSNOOPY』 S: ・systemic symptoms/signs:全身症状(発熱、倦怠感、筋痛、体重減少) ・systemic d...
2024.04.25
診察・検査

めまい診療(末梢性めまいか中枢性めまいかの鑑別、HINTS)

「めまい」患者に対する初期対応 ① バイタルサインの確認 ② 病歴聴取 ・発症様式 ・トリガー ・持続時間 持続性:AVS(急性前庭症候群:前庭神経炎、脳血管障害) 非持続性:BPPV、前庭片頭痛、TIAな...
2024.04.11
診察・検査

platypnea-orthodeoxia syndrome(POS)

定義 ・臥位で改善し、立位や坐位で悪化する呼吸苦に低酸素血症(室内気PO2が4mmHg以上、またはSpO2が5%以上低下)を伴う状態をいう。 ・座位で増強する呼吸苦を「扁平呼吸(platypnea)」という ・座位による低酸素...
2024.04.10
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フローボリューム曲線

フローボリューム曲線 ④ 肺線維症 ・肺コンプライアンス(膨らみやすさ)は低下する ・肺活量は減少する ・ピークに達するまでの時間が遅れる ・細気管支は線維化のため牽引されて拡張し、末梢気道抵抗が低下する ・下降...
2024.04.05
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大砲A波(canon A wave)と巨大A波(giant A wave)

大砲A波(Canon A wave) ・三尖弁が閉じた瞬間(収縮期の始まり)に右房が収縮する時に見られる頚静脈拍動 ・房室解離が原因 規則的:PSVT(160~) 不規則的:心室性期外収縮、完全房室ブロックなど ...
2024.03.21
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PAD (Peripheral Artery Disease:末梢動脈疾患)

末梢動脈疾患ガイドライン 2022年改訂版 末梢動脈疾患ガイドライン 疾患概念 ・末梢動脈疾患(peripheral arterial disease、PAD)とは厳密には冠動脈以外の血管の閉塞性疾患のことであり、下肢の閉塞性...
2024.03.19
診察・検査

非代償期心不全(急性心不全)

非代償期心不全(急性心不全)の臨床所見とその割合 ・水疱音(coarse crackles)(71.2%) ・末梢浮腫(66.9%) ・起坐呼吸(63.3%) ・左室駆出率<40%(53.4%) ・発作性夜間...
2024.03.18
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COPD

COPDについて 疫学 ・世界の死亡原因の第3位(WHO 2019年) ・日本人では男性で第8位(女性は10位以内にはいっていない)(厚労省、2017年) ・日本人の有病率は40歳以上で8.6%、530万人。70歳以上で約2...
2024.03.16
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胸水穿刺、胸腔ドレーン留置

「胸膜痛」とは? ・吸気時に増悪する胸痛 ・胸水の有無を確認 →あれば穿刺 → エコーガイド下で胸水穿刺(1cm以上の幅があれば穿刺可能) 穿刺針、ドレーンのサイズ 胸腔穿刺 ・23~2...
2024.03.13
診察・検査

胸部単純X線写真(シルエットサイン、重要な4本線、他)

参照(このサイトより引用): 11.胸部下行大動脈線(left border of descending thoracic aorta) 下行大動脈の左縁と左下葉が接して形成される線。動脈瘤や神経原性腫瘍...
2024.03.08
診察・検査

褐色細胞腫(検査、治療)

参照:褐色細胞腫・パラガングリオーマ診療ガイドライン2018 疾患 ・副腎髄質細胞や交感神経節細胞などクロム親和性細胞から発生する腫瘍で、カテコラミンを多量に産生、分泌することにより、高血圧や代謝亢進をきたす疾患。 ・主に...
2024.03.07
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結核(症状、検査)

疫学・感染経路 ・感染症法の2類感染症に分類される ・2019年の新たな届出数は14,460人(人口10万人あたり11.5人) ・20~40歳代が22.4%と若年層に多い ・結核患者からの咳、くしゃみ、唾液などの...
2024.03.07
診察・検査

肝機能検査(肝機能障害の対応アルゴリズム)

問診事項 ・薬物(サプリメントを含む)の服用歴(特に半年以内の服用薬) ・アルコール摂取歴(1日あたり男性30g、女性20g以上は有意とされる) ・体重変化(BMI25以上で肥満) ・肝疾患の既往(もともと肝機能障害を指...
2024.02.28
診察・検査

感度、特異度、尤度比、的中率(違い、特徴と使い分け)

感度、特異度 感度 感度が高い →偽陰性が少ない →陰性なら本当に陰性 (除外できる:SnOUT;sensitivity negative rule out) 特異度 特異度が高い →偽陽性が少な...
2024.02.28
診察・検査

胸水検査(検査項目、漏出性と滲出性の違い)

正常胸水とは? ・正常では、タンパクが低いこと(< 1.5g/dL)を除き、血漿と同様の組成である胸水が10~20mL、臓側胸膜と壁側胸膜に薄く広がっており、肺と胸壁の間の動きを容易にしている。 ・胸水は壁側胸膜に分布する...
2024.02.16
診察・検査

凝固系、止血の生理学(出血性疾患のスクリーニング)

必要な検査 CBC 出血時間 PT,APTT、フィブリノゲン(Ⅰ因子)(凝固系スクリーニング) FDP、D-dimer(線溶系スクリーニング) APTT、PT ワルファリンのモニタリングにAPTTではなく、PTを...
2024.02.09
診察・検査

血尿(健診で発見された場合の対応、肉眼的血尿場合の対応)

ガイドライン 血尿診断ガイドライン 2023(日本腎臓学会) 基準値 基準値 ・尿潜血:(ー) ・沈査:赤血球<4 血尿の定義 ・尿沈渣で「赤血球≧5個/HPF」(high power field:強拡大の視野...
2024.02.06
診察・検査

浮腫(鑑別、検査、治療)

機序による分類 「毛細血管の静水圧上昇」 「血漿膠質浸透圧低下」 「血管透過性亢進」 「その他(リンパ管閉塞、粘液水腫)」 の4つに大別される 「全身性浮腫」と「局所性浮腫」に分類 ・局所性(片側性)なら、まずはDVTの除...
2024.02.01
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