循環器

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診察・検査

PAD (Peripheral Artery Disease:末梢動脈疾患)

末梢動脈疾患ガイドライン 2022年改訂版 末梢動脈疾患ガイドライン 疾患概念 ・末梢動脈疾患(peripheral arterial disease、PAD)とは厳密には冠動脈以外の血管の閉塞性疾患のことであり、下肢の閉塞性...
2024.03.19
診察・検査

非代償期心不全(急性心不全)

非代償期心不全(急性心不全)の臨床所見とその割合 ・水疱音(coarse crackles)(71.2%) ・末梢浮腫(66.9%) ・起坐呼吸(63.3%) ・左室駆出率<40%(53.4%) ・発作性夜間...
2024.03.18
循環器

白衣高血圧

概念 ・白衣高血圧とは、診察室では高血圧を示し、診察室外では正常域血圧を示す状態である。 ・診察室にての血圧が140/90 mmHg以上で、家庭血圧の平均が135/85 mmHg未満を認める場合には、白衣高血圧の診断となる。 ...
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循環器

利尿薬(種類、使い分け)

内服薬の力価の換算 フロセミド錠20㎎=アゾセミド(ダイアート®)30㎎=トラセミド(ルプラック®)4㎎ ループ利尿薬 ・フロセミド(ラシックス®)、アゾセミド(ダイアート®)、トラセミド(ルプラック®)など ・ヘンレル...
2024.03.06
循環器

アルブミン輸血

アルブミン製剤の使用目的 1.血漿膠質浸透圧を維持することによって、循環血漿量を確保する。 2.組織間液を血管内に移行させることによって治療抵抗性の重度の浮腫を治療。 製剤の種類 等張:5%アルブミン製剤 、加熱人血漿たん白...
2024.03.06
循環器

心房細動(CHADS₂ score、治療など)

疾患 有病率 ・加齢とともに増加し、80歳以上では男性約4%、女性約2% 発症の危険因子 ・年齢 ・高血圧 ・弁膜症 ・心筋梗塞 ・うっ血性心不全 ・肥満 ・メタボリックシンドローム ...
2024.02.16
救急

Torsades de pointes(TdP;トルサード・ド・ポワン)

疾患 ・Torsades de Pointes とは「棘波の捻れ」を意味するフランス語 ・QRS波形が基線を中心に捻じれる様に変化する「多形性心室頻拍」 ・QT延長症候群に伴い発生し、通常は自然停止することが多い。 ・中...
2024.02.16
心電図

QT延長症候群

QT間隔、QT時間 ・QT間隔(時間)とは、QRS波の始まり(Q波またはR波の開始点)からT波の終わりまでの時間を指す。 ・QT時間の計測は、一般的にV5(もしくはⅡ、V6)で行う ・T波終末点(T-end)の決定は接線法(T波下降脚...
2024.02.16
循環器

心不全代償期(慢性心不全)の治療方針(HFrEFとHFpEF)

重症度分類 ① NYHA分類(New York Heart Association) 読み方は「ニーハ」 ・「NYHA心機能分類」とは 、ニューヨーク心臓協会(New York Heart Association)が作成し,身体活...
2024.02.16
循環器

DOAC(direct oral anticoagulant)使い分け

薬剤の概要 ・トロンビン(Ⅱa)とⅩaを直接阻害できる経口抗凝固薬 ※トロンビン阻害はダビガトラン(プラザキサ®)のみ、他はⅩa阻害 ※ダビガトランには「静脈血栓症」の適応はない ・半減期はほぼ半日程度 CHA...
2024.02.16
診察・検査

浮腫(鑑別、検査、治療)

機序による分類 「毛細血管の静水圧上昇」 「血漿膠質浸透圧低下」 「血管透過性亢進」 「その他(リンパ管閉塞、粘液水腫)」 の4つに大別される 「全身性浮腫」と「局所性浮腫」に分類 ・局所性(片側性)なら、まずはDVTの除...
2024.02.01
診察・検査

頚静脈圧(診かたと測定のコツ)

頚静脈観察の意義 ・右心不全の場合には右房圧の上昇に伴う体静脈のうっ血により,肝臓や消化器のうっ血症状や内頸静脈怒張など静脈系の拡張に伴う身体所見が出現する。 ・内頚静脈の確認により、うっ血の程度の評価として中心静脈圧の推定が非観血...
2024.01.23
診察・検査

心臓聴診、心音、心雑音

おすすめ聴診器 リットマン ステソスコープ カーディオロジーIV  医師向け聴診器の新定番です。成人用と小児用のダイアフラムを両面に搭載しており、成人から小児までこれ一器で診察が可能です。 チューブは音の損失を軽減する高感度のツー...
2024.01.18
心電図

Brugada症候群(ブルガダ症候群)

疾患 ・器質的心疾患を認めないにも関わらず、主として若年~中年男性が心室細動を引き起こして突然死する疾患 ・40歳前後(典型例は22~64歳)を中心とした男性に多い(男性は女性の9倍) ・詳しい機序は不明だが、右室流出路( r...
2024.01.17
救急

冠攣縮性狭心症(Coronary Spastic Angina : CSA)

疾患 ・突然の冠動脈過収縮により一過性に血流が低下し,心筋虚血を引き起こし,狭心痛を引き起こす病態。 ・欧米人よりも日本人に多い ・心臓の表面を走行する比較的太い冠動脈が過収縮をきたして心筋虚血を惹起することから、「冠攣縮によ...
2024.01.17
救急

胸部・腹部大動脈解離、大動脈瘤(一般医による診断、緊急処置)

1)胸部大動脈解離 ・胸部大動脈正常径:30㎜(腹部は20㎜) ・直径が正常径の1.5倍(胸部では45㎜、腹部では30㎜)を超えた場合に「瘤」と称する 診断の目安(強く疑う所見) ・裂けるような痛み ・痛みの移動(血管に沿って...
2024.01.13
心電図

急性冠症候群(不安定狭心症、ST上昇型心筋梗塞、非ST上昇型心筋梗塞)

典型的胸痛(狭心痛) 典型的狭心痛(胸痛)の特徴 「前胸部や胸骨の裏側にある不快感、疼痛、圧迫感、絞扼感、窒息感」 「労作、あるいは感情ストレスによって増悪する痛み」 「顎、頚部、肩、心窩部、背部、腕への放散痛を伴い、分単位...
2024.01.13
循環器

生体弁と機械弁

人工弁の選択について ・人工弁には「生体弁」と「機械弁」があり、それぞれ特徴がある ・年齢や症状、術後の生活の質(QOL)を考え、生体弁と機械弁のメリット、デメリットを理解した上で、医師とよく相談して適切な弁を選択することが大切です。...
2023.12.06
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