内分泌・代謝

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内分泌・代謝

糖尿病緊急症(高血糖緊急症、正常血糖ケトアシドーシス)

高血糖による緊急症(糖尿病の救急):DKAとHHS ※基本的にはICU管理 ・糖尿病性ケトアシドーシス(diabetic ketoacidosis;DKA) ・高浸透圧高血糖症候群(hyperosmolar hyperglycemic...
2024.03.18
内分泌・代謝

甲状腺機能亢進症、甲状腺中毒症、甲状腺クリーゼ

「甲状腺中毒症」とは? ・「甲状腺中毒症」とは、血中の甲状腺ホルモンの働きが過剰になる状態を言う。 ・「甲状腺中毒症」の原因は、『甲状腺機能亢進症』(バセドウ病、機能性甲状腺結節、TSH産生(下垂体)腫瘍、妊娠性一過性甲状腺機能亢進...
2024.03.16
内分泌・代謝

亜鉛(特に亜鉛欠乏症について)

亜鉛について ・成人の体内には1~2g存在 ・亜鉛が欠乏すると、皮膚炎,口内炎,脱毛症,褥瘡(難治性),食欲低下,発育障害(小児で体重増加不良,低身長),性腺機能不全,易感染性,味覚障害,貧血,不妊症など、様々な症状を呈する ...
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診察・検査

褐色細胞腫(検査、治療)

参照:褐色細胞腫・パラガングリオーマ診療ガイドライン2018 疾患 ・副腎髄質細胞や交感神経節細胞などクロム親和性細胞から発生する腫瘍で、カテコラミンを多量に産生、分泌することにより、高血圧や代謝亢進をきたす疾患。 ・主に...
2024.03.07
内分泌・代謝

Addison病

疾患 ・アジソン病は、副腎に病変が原発する慢性副腎皮質機能低下症の病態である。 ・副腎皮質が通常、後天的に炎症、腫瘍、自己免疫、出血などによって、90%以上破壊されると起こり、副腎結核と自己免疫機序(特発性副腎萎縮)が大部分を占める...
整形外科・外傷

骨粗鬆症

参照 「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版」 骨粗鬆症治療薬一覧 疾患 ・骨強度の約70%は骨密度、残り約30%は骨質により説明される ・骨密度が若年成人平均値(y...
2024.03.06
脳神経系

アルコールの救急(低血糖、急性アルコール中毒、Wernicke脳症、アルコール性ケトアシドーシス、アルコール離脱)

救急外来での対応 ・外傷、事故の有無の確認 ・まずは頭蓋内損傷、脳卒中、急性心筋梗塞の除外 ・低血糖の除外(→ 血糖測定) ※大量飲酒によるエタノール代謝によって、NADH/NAD比が減少し、ピルビン酸→乳酸の反応が進み、肝臓で...
2024.02.20
腎臓

低K血症(低カリウム血症)の鑑別、診断、治療(薬剤変更時換算法)

定義 血清K<3.5mEq/Lの状態 低K血症の原因、機序 ① 摂取量の低下 ・Kを含まない補液による医原性多い ② 細胞内への移動 ・アルカレミア 細胞外H +濃度の低下に対し、細胞内から H+ が放出される...
2024.02.06
診察・検査

原発性アルドステロン症(primary aldosteronism)

概要 ・全高血圧患者の5%を占める ・治療抵抗性高血圧(利尿剤を含む3剤を使用してもコントロール不十分な高血圧)の20%がPA ・non-dipper(夜間血圧非下降)の夜間高血圧、夜間頻尿があり不眠を訴える際にPAを考える...
2024.02.01
内分泌・代謝

1型糖尿病(成因、亜分類、治療)

1型糖尿病の成因、特徴 ・原因は不明だが、主として自己免疫やウイルス感染を基礎にした膵β細胞の破壊により、インスリン欠乏状態が生じて発症する。 ・病因に自己免疫が関わっていることが多いが、特発性もある ・小児期に急性発...
2024.01.30
内分泌・代謝

refeeding syndrome(リフィーディング症候群)

疾患 ・高度の低栄養状態の患者に対し、栄養療法開始に伴い血糖値が上昇すると、膵臓におけるインスリン分泌が刺激される一方でグルカゴン分泌は抑制され、グリコーゲン、脂肪、蛋白の合成が開始される。 ・これらの同化反応にはP、Mg等の電解質...
2024.01.27
診察・検査

甲状腺機能検査

サイロキシン(T4)、トリヨードサイロニン(T3) ・甲状腺で産生されるホルモンには「サイロキシン(T4)」と「トリヨードサイロニン(T3)」の2種類がある。 ・甲状腺で分泌される甲状腺ホルモンの93%はT4である。T4は肝臓や腎臓...
2024.01.25
内分泌・代謝

ビタミンB1(チアミン)欠乏症

ビタミンB1の役割 ・ビタミンの中で水溶性ビタミンに分類される生理活性物質のひとつ。「チアミン」とも呼ばれる。 ・糖質および分枝脂肪酸の代謝に用いられ、不足すると脚気や神経炎などの症状を生じる。 ・酵母、豚肉、胚芽、豆類に多く...
2024.01.24
内分泌・代謝

脂質異常症:診断基準、リスク管理チャート、治療、生活指導

脂質異常症の診断基準 「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版」 LDL-Cの診断基準 ※ 空腹時採血にて診断(10時間以上の絶食が必要)   ~119:正常 120~1...
2024.01.18
人間ドック・健診

低脂血症:D2判定

低脂血症の定義 ・TC<120mg/dL ・LDL-C<70mg/dL ・TG<30mg/dL ・HDL-C<40mg/d 疾患 ・低脂血症は、他の疾患の続発性(二次性)低脂血症を示す場合と原発性低脂血症に分...
2024.01.17
内分泌・代謝

老年症候群、認知機能障害を伴った糖尿病患者に対する治療(内服薬選択、インスリンのステップダウン)

老年症候群患者に対する糖尿病治療 ・認知機能の確認(DASC-8やHDS-Rでの評価) ・服薬回数は1日1~2回に留める ・可能な限りインスリン治療は避ける ・どうしてもインスリンが不可欠な場合は、1日1回の基礎インスリ...
2024.01.15
内分泌・代謝

家族性高コレステロール血症(Familial Hypercholesterolemia:FH)

疾患 ・LDL受容体遺伝子変異による単一遺伝子疾患であり、常染色体優性遺伝の形式をとる。 ・「著明な高コレステロール血症」「腱・皮膚黄色腫」「早発性冠動脈疾患」を3主徴とする ・FHヘテロ接合体患者は500人に1人以上、ホモ接...
2024.01.12
内分泌・代謝

ビタミンD

D2、D3の違い ・ビタミンDにはD2からD7の6種類ある ・しかしD4~D7は食品にはほとんど含まれておらず、活性も低いため重要性はない ・そのため一般的にビタミンDは、高い生理活性を示す「ビタミンD2(エルゴカルシフェロー...
2023.12.31
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