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肺炎球菌

・グラム陽性球菌(α溶血性連鎖球菌の一種)

・中耳炎、副鼻腔炎、肺炎といった気道関連の感染症や、

髄膜炎、感染性心内膜炎、敗血症などの重篤な感染症を引き起こすこともある

・菌体は厚い莢膜に囲まれ、マクロファージなどの貪食から逃れることが可能な構造となっている。

・そのため体内からの肺炎球菌の排除には、液性免疫によるオプソニン化(抗原に抗体や補体が結合することにより抗原が食細胞に取り込まれやすくなる現象)が重要であるが、液性免疫不全(脾臓摘出後、脾臓低形成、多発性骨髄腫、造血幹細胞移植後などの抗体産生障害を伴う疾患)の患者では、肺炎球菌による劇症型感染症を発症する場合がある

・髄膜炎以外の肺炎球菌感染症はほぼ100%ペニシリンGで治療可能

・髄膜炎の肺炎球菌は第3世代セフェム、バンコマイシンに感受性あり

 

 

medicina  2022年 6月号 特集 抗菌薬の使い方-敵はコロナだけにあらず! 今こそ基本に立ち返る

 

 

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