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身体症状症(旧:身体表現性障害)

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身体症状症の治療

・身体的な問題はないということを理解、納得することが大切です。

・患者さんにとっては辛い症状なので、問題がないということを受け入れるには時間がかかる場合もあります。しかし、身体的な精査や、検査結果に基づかない治療を繰り返すことでは症状は改善しないばかりか、症状に苦しむ時間が長引くことになります

・医師も症状緩和をめざし、諦めずに一緒に考えていくことを伝えながら信頼関係を構築する

診療時間等の枠決めをして不要な救急受診をしないことや,むやみに他院を受診しないことを指導する。

・症状がありながらも、普段に近い日常生活を送ることをまずは目標とし、薬物療法、精神療法を行います。

薬物療法

抗うつ薬や抗不安薬が有効な場合もあります。痛みの症状が強い場合は、ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI;トレドミン®、サインバルタ®、イフェクサー®)と呼ばれるタイプの抗うつ薬を使用することもあります。 薬物療法の効果が乏しい場合も多く、その結果、様々な種類の薬剤が多量に投与される場合があります。そういった場合はそれぞれの薬剤の効果を見極めつつ、減薬、整理を行うこともあります。

精神療法

症状が悪くなるきっかけや状況、症状が良くなる因子を明確にし、症状が軽くなるような行動を促していきます。また、症状の原因となるストレスについて理解したり、対処法を考えていくことも大切です。

 

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身体症状症やパニック障害、詐病と誤診される恐れがある疾患

・甲状腺機能亢進症、クリーゼ

・褐色細胞腫

・カルチノイド

・インスリノーマ

・低血糖(30%が攻撃的になる)

 

 

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