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鼻出血

準備物

5000~10000倍希釈アドレナリン(ボスミン®)

アドレナリン1gが1000mlの水に溶解⇒1000倍ボスミン(1㎎/1ml)

アドレアリン1gが5000mlの水に溶解⇒5000倍ボスミンとなる

※ ボスミン注®1mg、ボスミン外用液®0.1%はともに1ml中に1mgのアドレナリンを含む。つまり初めから1000倍希釈アドレナリンである。

※ 添付文書では「原液そのままか(1000倍)、あるいは5~10倍希釈液(5000~10000倍)として使用する」とある。得られる止血効果と吸収された時の副作用(β刺激による頻脈、不整脈惹起など)を天秤にかけて濃度を決定する

 

4%リドカイン(キシロカイン®):場合によって

・処置時の疼痛軽減を目的に使用することがある

・アドレナリンと等量混和してガーゼにひたす

 

鼻用鑷子

綿球

 

タンポンガーゼ

・1m程度の長さの細いリボンガーゼ

 

手技

1)診察

・バイタルサインの確認

・基本的に座位で診察(難しい場合は側臥位)

・前かがみで鼻翼部を用手圧迫してもらう

 

2)まずは用手圧迫(90%はこれで止まる)

・まず鼻をかんでもらって鼻腔内をクリアーにし、出血点を確認する。

・ボスミン綿球を鼻内に挿入、出血点に当たるように

・気道に流れないように下を向いて、鼻翼部(鼻根部ではない!)を15~20分間圧迫し続ける

・血液は催吐作用があるため、飲み込まず吐き出させる

前屈姿勢でも出血が後方に垂れ込む場合は後方出血の可能性があり

→耳鼻科コンサルト

・止血されたら、15~30分経過観察し、それでも出血がなければ帰宅可

・圧迫で止血できなければ止血処置へ

 

止血ガーゼ挿入+用手圧迫

・ボスミン(+キシロカイン)ガーゼを数枚挿入し、再度用手圧迫15分

ガーゼを取り出して止血できていれば帰宅可

(軟膏ガーゼパッキングをすれば再出血リスクを減らせる)

止血できなければ耳鼻科医コンサルト

 

 

鼻腔内パッキング

・痛みを抑えるため、先にキシロカインゼリー2%やキシロカインスプレーを鼻腔内塗布してもよい

・ガーゼにボスミン、ゲンタシン軟膏(後日ガーゼ抜去時に血餅がくっつかないようにするため)を染み込ませる。

・鼻用鑷子で10㎝程度挿入、上にどんどん重ねていく

・15分後、止血していれば帰宅可

 

後方出血の対応

・上記にても止血できない場合、耳鼻科コンサルト。

 

 

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