病態
・肩関節挙上時に肩峰、または烏口肩峰靱帯とその下に位置する腱板が衝突し、疼痛を引き起こす病態
・棘上筋腱炎、腱板不全断裂・完全断裂、石灰沈着性腱板炎、肩峰下滑液包炎などが原因
身体検査
① Hawkinsテスト(肩峰下滑液包圧迫)
・肩90°前方挙上位,肘90°屈曲位で,肩を内旋させ,大結節を烏口肩峰靱帯および烏口突起に圧迫させ,疼痛が誘発されれば陽性
② Neerテスト
・後方より肩を上から押さえ、逆の手で被検者の上肢を肘伸展位、母指が下を向いた状態(内旋位)で180度まで前方挙上
参照(このサイトより引用)https://meded.ucsd.edu/clinicalmed/joints2.html
③ painful arc sign
・肩を自動的に外転させると,大結節が肩峰の下をくぐり抜ける60 °~120°付近で痛みが出現し,この角度を超えると痛みが軽くなる。
・同様に,挙上位から下垂する際にも痛みを自覚する。
・「選手宣誓」のように上肢を挙上(scapula plane;肩甲骨は前方に30°傾いているため、前方屈曲30°にて挙上)し、ゆっくり降ろす。
・肩峰下病変(腱板断裂、回旋腱板炎、肩峰下滑液包炎、石灰沈着)の存在
(陽性尤度比3.7)
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