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マダニ刺傷

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「ダニ」「マダニ」「ツツガムシ」の違いとは?

「ダニ」と「マダニ」

・大型の吸血性のダニを「マダニ(tick)」といい、それ以外のダニを「ダニ(mite)」という。

・マダニの成虫は体長が3~8mm(スイカの種ぐらいの大きさ)。アレルギーの原因となるチリダニ(0.3~0.4mm)や、夏場に室内で刺されて痒くなるツメダニ(0.3mm)などとは違い、肉眼で見ることができるほど大きい。

・また、マダニは吸血し、飽血(満腹状態)になると、10~20mm程度の大きさになる。

・マダニに咬まれて感染する疾患として、「日本紅斑熱」「ライム病」「ダニ媒介性脳炎」「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」がある。

ツツガムシ

・ツツガムシとマダニはいずれもダニの一種である

・成虫で2~3㎜程度(マッチ棒の頭の10分の1くらい)の大きさで、マダニ3~8mm(スイカの種ぐらいの大きさ)より小さい。成虫でも肉眼でキチンと確認出来るかどうか、と言うレベル。

 

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マダニ刺傷

「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」「ライム病」「日本紅斑熱」等の原因となる。

・唾液にウイルス、細菌、リケッチアがいることがあるので、これが感染感染を惹起する。

・ダニの口に返しが付いているため、引っ張っても簡単に抜けない。「鋏角」という牙でちょっと皮膚を切り、そして返しがついた口下片を差し込み、さらにその周りをセメント物質で固めるため、引っこ抜くのは困難。

・基本的には発見したら感染予防のため早期除去を行う

・強引にむしり取ろうとすると、唾液を出して感染を引き起こしたり、口器がちぎれて皮膚の中に残ってしまう場合がある。

・基本は、ピンセットなどを使って、食いついたマダニ個体の根本部分(口器付近)を挟み、左右に何度か回転させたり、虫体を裏返したり元に戻したりを繰り返し、皮膚の中に挿入されたマダニ口器がちぎれないように慎重に引き抜くことです。

・通常、マダニ類を除去した痕は早く治癒することが多いのですが、マダニ口器が皮膚内に残ると、痒さが長期間続く場合もある。

・もし自分でマダニ類を除去した後も痒さが続くようなら、マダニ口器が皮膚の中に残っている可能性があるので、皮膚科で診てもらいましょう。

・ダニの口器が皮膚の中に残ったままだと、肉芽形成される、皮膚ごと切除、縫合が必要になる可能性がある。

 

 

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Tick Twister®

・ピンセットでダニの身体部分を持って引き抜くとダニが潰れてダニの唾液(唾液内の病原体)を人体に押し込んでしまう恐れがあるため、TickTwister®を使って、「回して引き抜く」ことが推奨される

・口下片の返しはクリスマスツリーのような形状をしている。これが刺さると、返しのため引っ張ってもなかなか抜けない。チックツイスターでつかんでひねることで、ツリーが細くまとまるので抜けやすくなるという仕組みである。

 

 

 

 

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