介護療養型医療施設:
・介護病棟
・持続点滴、吸引、胃瘻管理など
特別養護老人ホーム(特養):
・要介護3以上、寝たきりに近い人が中心。
・医療行為はあまりできず、1日1本の点滴程度
介護老人保健施設(老健):
・要介護2程度
・自宅までのリハビリがメイン
・寝たきりにさせないようにするためのリハビリ施設
・原則3~6か月
認知症高齢者グループホーム
・ADLの自立した元気な認知症高齢者に特化した施設
・「要介護1以上、かつ認知症の診断」が入所に必要
ケアハウス
・食事、洗濯のついた寮
養護老人ホーム
・生活困窮者向けの寮
有料老人ホーム
・サービス付き高齢者住宅
サービス付き高齢者住宅
・施設によって入居基準もサービスの範囲もバラバラ
・完全に自立していないと入居できない施設もあれば、看取りまで行う施設もある
小規模多機能型居宅介護
・デイサービス、ショートステイなど
・小規模多機能型居宅介護は、施設への「通い」を中心に、短期間の「宿泊」や自宅への「訪問」を組み合わせ、生活支援や機能訓練をひとつの事業所で行う在宅介護サービスの一種です。
・要介護の高齢者が施設に入らずとも、自宅で安心して暮らし続けていけるようにと創設された。
・小規模多機能型居宅介護サービスを提供する1事業所あたりの利用定員は、登録が29名以内、「通い」が1日あたり18名以内、「宿泊」が1日あたり9名以内と、その名のとおり小規模です。
・利用者は、施設に通ったり、そこで宿泊したり自宅でスタッフの訪問を受けたりしながら日常生活のサポートやケアを受けます。
・一般的に、デイサービスでは、施設が決めた時間割に沿って、利用者はレクリエーションに参加したり、食事をしたり、入浴したりして過ごします。一方、小規模多機能型居宅介護の「通い」では、利用者は自分の生活に合わせた時間の過ごし方ができます。一日を通して利用する人もいれば、食事のみ、入浴のみに数時間だけ利用する人もいます。
・訪問介護は、ヘルパーが時間単位で利用者の自宅を訪れ、決められた訪問介護サービスの枠に合わせて支援を行うものです。
・小規模多機能型居宅介護の「訪問」では、利用者は必要な時に必要な量の支援を受けることができます。例えば身体的な介護のほか、散歩の付き添い、安否確認や服薬のための短時間だけの訪問も可能です。緊急時は昼夜を問わず駆け付けてもらえるのも心強いポイントです。
・ショートステイは、利用者があらかじめ利用したい日時を施設に予約することが必要です。もし希望の予約が取れなければ、日程を変更するか、他の施設を探さなければなりません。
小規模多機能型居宅介護では、利用者は日中「通い」を利用した施設にそのまま「宿泊」することができます。また、本人の体調や家族の急用や急病などの緊急時にも利用できるので安心です。
・最大の違いは「通い」「訪問」「宿泊」をひとつの事業所で馴染みの関係が築かれているスタッフの下、その方の生活に合わせ組み合わせて利用できることです。特に、認知症の症状がある方は、環境の変化に敏感ですが、馴染みの関係、場所でサービスを受けることは、ご本人やご家族の安心にもつながります。
・このように、小規模多機能型居宅介護では、利用者一人ひとりに合わせて、24時間365日切れ間なく、その方が必要としている支援をフレキシブルに受けることができるのです。
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坂本壮 髙橋宏瑞 鎌田一宏 (編集)
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