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伝染性膿痂疹(とびひ)

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疾患

・伝染性膿痂疹とは、黄色ブドウ球菌または連鎖球菌が皮膚の浅層に感染し、水疱あるいは膿疱を来す皮膚の化膿性疾患である。

・膿痂疹には非水疱性と水疱性の2種類がある。

・非水疱性膿痂疹は丘疹から始まり、その後、周囲に紅斑を伴う小水疱を形成し、さらにその後、表面に黄色の痂皮を形成する。

・水疱性膿痂疹では小水疱が形成され、その後、黄色の漿液を内包する弛緩性水疱が形成される。それが破綻すると茶色の薄い痂皮が形成される。

 

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問診・診察のポイント

・主に2~5歳程度の小児その接触の可能性のある成人で、特徴的な発疹が出現した際に想起する。

・周囲の膿痂疹罹患者の存在を確認する。

・けがや虫刺されなど二次性膿痂疹の原因となるエピソードがないか確認する。

・衛生状態も確認する。

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内服薬:

・内服薬はセファレキシン(ケフレックス)アモキシシリン・クラブラン酸配合(オーグメンチン)が選択肢となる。

・MRSAを想起する際はST合剤(バクタ)、クリンダマイシン(ダラシン)が選択肢となる。

ケフレックスカプセル250mg 4カプセル 分4(6時間おき)

オーグメンチン配合錠250RS 3~4錠 分3~4(6~8時間おき)

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