概念
・低心拍出量症候群(low output syndrome;LOS)低心拍出量症候群とは、生命存続に最低限必要な安静時の血液供給は保たれているが、労作時に増加する需要にみあう血液供給ができないために、臓器機能低下に基づく一連の症状を呈した状態。
・低心拍出症候群は、心臓からの血液供給低下により生じる全身臓器の低酸素、低栄養状態であり、それに伴い多様な症状を呈する症候群といえる。
原因疾患
・心臓弁膜症
・心筋梗塞
・心筋症など
心機能を低下させるすべての疾患。
症状
・全身倦怠感、めまい、頭痛
・傾眠傾向
・低血圧
・脈圧減少
・四肢冷感、チアノーゼ
・起坐呼吸
・低血圧
・消化器系への血流量低下による嘔気、嘔吐、腹部膨満感などの消化器症状。
・腎機能低下、乏尿
・肝機能障害
・骨格筋萎縮
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