症状
・多くは突然発症する
・ほとんどは基礎疾患を認めない人に発症する
・発熱(高熱)、寒気、尿混濁、頻尿、排尿時痛など
・大腸菌が最多(58~88%)、若年者では淋菌やクラミジアなどの性感染症も考慮する必要あり
・直腸診にて腫大した軟らかい前立腺を触知し、圧痛を認める
(強く触診することは患者の苦痛を増すだけでなく、菌血症を誘発する恐れもあるため注意を要する)
・前立腺に波動を触れた場合は膿瘍形成を疑い、画像検査を行う必要がある
検査
・尿検査にて膿尿を認める
・血液検査でWBC増加、ESR、CRP高値
・尿培養提出
・菌血症が疑われる場合は血培
抗菌薬選択
・組織移行性を考え、ST合剤またはキノロン
・6~8週間と長期内服が必要
バクタ 4T 2×
クラビット(500) 1日1回
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