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大腿義足

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リハビリテーション指示

・離床促進

・筋力強化(患肢、健側肢、体幹)

・ROM訓練

・ADL訓練

・断端管理(弾性包帯のまき直し、シュリンカー)

・大腿ソケット作成と装着訓練

・義足歩行訓練

 

注意点

・断端の創部の悪化

・幻肢痛の有無(参照

・切断側股関節の拘縮

・転倒

・心理的サポート

 

 

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ソケット

四辺形ソケット

・ソケット内で軟部組織を圧迫し安定感を得るために形作られたソケット。
・坐骨結節が坐骨支持部で支持されるよう、前壁部のスカルパ三角部分への適度な圧をかけ、カウンターとして機能させている。

・坐骨結節を後壁で支持と前壁のスカルパの抑えによって、断端がソケット内に落ち込むのを防いでいる。

・そのため前後径が狭く、内外径が広いのが特徴。

 

参照(このサイトより引用):http://www.katch.ne.jp/~dappy-510/3-2gisoku-No2-2.htm

 

 

 

 

 

 

 

 

 

坐骨収納ソケット(ischial-Ramal Containment socket  : IRCソケット)

 

・歩行時における四辺形ソケットの問題点を解決するために開発されたソケット。
・坐骨をソケット内に収納、大腿骨と骨盤を固定し大腿骨を内転位に保つことが大きな特徴。(通称骨ロック)

・ソケットの外側壁が高く、大腿骨の外転を防ぐ

・断端を内転位に保ちやすい

・前後径が広く、内外径が狭い

・坐骨結節部やスカルパ三角部の圧迫感が少ない

 

参照(このサイトより引用):http://shoelab.jp/post-139/

 

参照(このサイトより引用):https://postudent.com/above_knee_prosthesis_socket/

 

 

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内側ホイップ、外側ホイップ

参照(このサイトより引用):http://www.jslst.org/documents/Conference/2010/2D4-6.pdf

内側ホイップ

・大腿義足において、遊脚相初期に踵が内側を向き、足部が内側に蹴り上げられる状態。

・膝継手軸が外旋している

内側ホイップ

 

 

外側ホイップ

・大腿義足において、遊脚相初期に踵が外側を向き、足部が外側に蹴り上げられる状態。

・膝継手軸が内旋している

 

外側ホイップ

 

初期屈曲角

・大腿切断後、股関節の屈曲拘縮により屈曲位になった大腿にうまくはまるように、ソケットを後方に傾けた角度。

・正常歩行において立脚後期の股関節〜足関節を結ぶ直線は、垂直方向に対し15度の角度を保っている。

・この15度は「股関節の伸展角5度」と「骨盤の前傾、膝関節伸展、足関節背屈による10度」で確保される。

・しかし、大腿切断者は膝関節および足関節がない。股関節だけでは15度の伸展角度を確保しなければならないが困難であるため、何らかの代償手段が必要になる。

・幸い骨盤を10度前傾させて長時間歩行しても、脊柱には異常はおきない。

・これを利用し、「骨盤の前傾10度」に「股関節伸展5度」を加えることで、合計15度の伸展角度を確保できる。

 

 

・そのため大腿義足を作成する際、切断者の股関節の最大伸展角度に応じて「あらかじめ断端が屈曲をもった状態」でソケットに収まるように設定する。これを「初期屈曲角」(initial flexion)という

・これをつけることで、股関節伸展筋である大殿筋が伸長され効率が上がる。また伸展力が増大し、膝関節の安定が得られる

 

 

 

 

義肢・装具学〜異常とその対応がわかる動画付き (PT・OTビジュアルテキスト)

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