ガイドライン
急性中耳炎の重症度分類(2018年版)
急性中耳炎の重症度分類
年齢
≧24か月齢 +0
<24か月齢 +3
耳痛
なし +0
あり +1
持続性の高度疼痛 +2
発熱
<37.5℃ +0
37.5≦ <38.5℃ +1
≧38.5℃ +2
啼泣・不機嫌
なし +0
あり +1
鼓膜発赤
なし +0
ツチ骨柄、鼓膜の一部発赤 +2
全体の発赤 +4
鼓膜膨隆
なし +0
鼓膜の部分的膨隆 +4
全体の膨隆 +8
耳漏
なし +0
鼓膜観察可能な膿汁+4
観察不可能な膿汁+8
重症度のスコアによる分類
軽症:5点以下
中等症:6~11点
重症:12点以上
治療
軽症(スコア0~5点)
抗菌薬非投与で3日間の経過観察を行う。
経過観察で改善が無ければ抗生物質を内服します。
中等症(スコア6~11点)
AMPC高用量3日間投与する。
必要に応じて鼓膜切開術も行います。
重症スコア(12点以上)
①アモキシシリン(AMPC)高用量、②クラブラン酸カリウム(CVA/AMPC)(1:14製剤)、③セフジトレンピボキシル(CDTR-PI)高用量、のいずれかを3日間投与
※ 鼓膜切開が可能な環境では実施を考慮する
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