脊髄内神経経路
表在感覚検査
デルマトーム
触覚
・捻じったティッシュペーパーで皮膚表面を軽く触れる
温度覚
※痛覚と同じ経路を通り、また痛覚の方が鋭敏であること、温水と冷水を用意することに手間がかかるため、痛覚の検査のみ行うことが多い。
・温水(約40~50℃)と冷水(約10℃)の入った試験管(またはペットボトル)を1本ずつ用意
・試験管(またはペットボトル)は小さいと温度がすぐに変化してしまうため、できるだけ大きめのものを用意する
・その他、「ホットタオル」や「アイスパック」で代用してもよい
・時間がない場合は、音叉を冷水で冷やして水滴を拭き取り、使用してもよい
・左右対称となる部位に、3秒ほど試験管を密着させる
・「温かい、または冷たいことが分かるか?」「左右で感じ方に違いがあるか?」を質問する
痛覚
・「爪楊枝」「クリップの先」または「アルコール綿のパックの角」を使用
深部感覚検査
振動覚
・音叉(C128音叉)を使用
・末梢神経障害の場合、振動覚は四肢末端から障害されるのがほとんどであるため、四肢の末梢から検査をはじめ、異常があれば中枢に向かって検査をすすめる
・当てる部位:
上肢:「橈骨茎状突起」→「肘頭」
下肢:「足関節(内果または外果)」→「腸骨稜」
・被検者が振動を感じなくなったら検者の橈骨茎状突起にあてて、振動が感じられないことを確認
・または「10秒以下」で低下
位置覚
・閉眼
・被検者の母指、または拇趾で検査する
・検者の母指と示指で側面から掴み、水平位から上下に動かす
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