NSAIDs
・潰瘍の既往があれば、PPI併用が「必要」
・潰瘍の既往がない場合はPPI併用を「推奨」
(潰瘍既往がない場合のPPIの予防投与は保険適応外となっており、個々の症例に応じて検討が必要)
・NSAIDはセレコキシブが推奨
セレコキシブでは、他の消化性潰瘍の危険因子がなければPPI併用は不要
ロキソプロフェンなどの非選択性NSAIDsでは、消化性潰瘍の既往がない場合でもPPI併用が推奨
抗血小板薬
・「クロピドグレル単剤」では推奨しない
・DAPTではPPI併用を「推奨」
(潰瘍既往がない場合のPPIの予防投与は保険適応外)
DOAC
・単剤では推奨しない
・抗血小板薬またはNSAIDs併用の場合はPPI併用を推奨
ワルファリン
・単剤では推奨しない
・抗血小板薬またはNSAIDs併用の場合はPPI併用を推奨
低用量アスピリン
・PPI併用推奨
H.pylori除菌後
・除菌成功すれば、その後のPPIによる維持療法は不要
ステロイド
・プレドニゾロン7.5㎎/日以下の場合はPPI継続の根拠が乏しく、他の危険因子がなければ中止を検討
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