基準値
基準値:3100ー8400
D2:-3000、または10000ー
白血球減少(ー3000)
・臨床的には好中球減少が問題になる
・計算式:
好中球数=WBCカウント数×(stab+segの合計の割合)
・1500以下を好中球減少として経過観察
・1000以下であれば、感染症の危険性が高くなるため、至急精査が必要
・500以下では重篤な感染症を起こしやすいため、至急精査、予防的抗菌薬投与が必要
白血球増多(10000ー)
・感染徴候の有無の確認
・過去の検査歴の確認
・喫煙歴の確認
感染徴候が明らかでない場合や以前の血液検査でも同様の白血球増多を指摘されている時は、慢性血液疾患の鑑別が重要になる
喫煙者では白血球増多をきたすことがある
分画異常
・幼若白血球が出現している場合は急性白血病を疑い、至急精査が必要
・リンパ球減少は1000/μL以下の場合で、多くはT細胞減少による。原因は造血機能障害、自己免疫疾患、先天性あるは後天性免疫不全疾患、薬剤、放射線の影響などを考える。
・好酸球増多は500/μL以上を指し、多くはアレルギー性疾患が原因である
・好塩基球増多は150/μL以上を指し、自己免疫疾患や内分泌疾患を考える
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