アミラーゼについて
・アミラーゼはデンプンを分解しグルコース、マルトースやオリゴ糖を生成する酵素の総称である。
・主に膵臓と唾液腺より分泌され、膵臓から最も多量に分泌されるので膵障害を調べるための代表的な検査となっている
・アミラーゼの由来臓器としては膵臓、唾液腺以外に肝臓、小腸、卵管、肺などがある。
・アミラーゼには、膵由来(P型)と、唾液腺ならびにその他の臓器由来(S型)の2種類が存在することから、高アミラーゼ血(尿)症は、必ずしも膵炎を意味しない
・高アミラーゼのときはさらにアイソザイムを調べ、膵由来か唾液由来か確認することが望ましい。
アミラーゼ高値となる疾患
・膵炎
・胆嚢炎
・内臓の穿孔性病変
・腸閉塞
・唾液腺炎(耳下腺炎)
・腹腔内出血(子宮外妊娠破裂など)
・麻薬投与
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