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1型糖尿病の亜分類

現在、1型糖尿病はその進行のスピードによって
・劇症1型糖尿病
・急性発症1型糖尿病
・緩徐進行1型糖尿病 の3つの亜型に分類されている。

劇症1型糖尿病

・最も急激に発症し、日の単位でインスリン依存に至る糖尿病である。
・感冒様症状や消化器症状(嘔気嘔吐、上腹部痛)を前駆症状とすることが多く、風邪や脱水と誤診し、不用意にブドウ糖液を点滴すると死を招くことがある。
※「通常の感冒にしてはsick」であることに気づくこと
・急性発症(有症状期間<10日)
・症状:感冒症状、口渇、意識レベル低下、消化器症状(嘔気嘔吐、上腹部痛)
・すぐにインスリンを補充する治療がなされなければ糖尿病ケトアシドーシスとなり、重い状態になることもあるため、早い段階での診断が重要。
・自己抗体は認めないことが多い。
・発見される時点での血糖値は高いが、発症が急激であるので、月単位で徐々に上昇する血糖の指標であるHbA1cは低めであることも特徴。

 

急性発症1型糖尿病

・1型糖尿病で最も頻度の高い典型的なタイプで、糖尿病の症状が出はじめてから数ヶ月でインスリン依存状態になる。
・発症した後に、一時的に残っている自 分のインスリンの効果が改善する時期(ハネムーン期)がある場合もあるが、その後は再びインスリン治療が必要となる。
・自己抗体を認めることが多い。

緩徐進行1型糖尿病

・半年~数年かけてゆっくりとインスリン分泌が低下していくタイプ。
・「当初は食事や経口血糖降下薬のみで治療が可能な2型糖尿病の病態を呈するが、膵島自己抗体が持続陽性で、緩徐にインスリン分泌能が低下し、最終的にインスリン依存状態となる糖尿病」と定義される。
・検査でこのタイプの可能性がある場合には、膵臓に負担をかけるような内服薬は推奨されず、インスリン治療などで膵臓を保護する治療を開始することが望ましいといわれている。

 

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