新潟市の男性、はしか感染
県内発生2年ぶり 市と県、注意呼び掛け
新潟市保健衛生部と県福祉保健部は19日、新潟市在住の20代男性が麻疹(はしか)に感染したと発表した。県内での発生は2年ぶり。麻疹は感染力が強く、新潟市と県はこの男性が15日と17日に訪れた病院を公表し、同時期に施設を利用した人に注意を呼び掛けている。
男性が不特定多数の人と接触した可能性があるとしたのは新潟市東区の木戸病院で、15日午前9時~午後3時、17日午後6~8時。新潟市と県は、この時間帯に病院を訪れ、その後10日前後で高熱や発疹といった麻疹を疑う症状が現れた場合には、事前に医療機関に電話連絡した上で受診し、移動の際は公共交通機関の利用を避けるよう呼び掛けている。
新潟市によると、男性は香港からの帰国後、12日に発熱があり、18日に市衛生環境研究所で麻疹と確定した。
市感染症対策室は「予防には予防接種が有効だ。罹患(りかん)歴や接種歴が不明な人や、1回のみ接種の人は検討してほしい」と話している。
新潟市と県では電話相談窓口を設けている。新潟市は025(212)8194、県は025(280)5378。いずれも受付時間は午前8時半~午後5時15分。木戸病院でも相談を受け付けている。同病院は025(273)2151。
【社会】 2019/03/20 11:00
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