スポンサーリンク

HINTS plus(末梢性めまいか中枢性めまいかの鑑別)

HINTSとは

※ 感度100%(3つとも末梢性所見なら中枢性めまいは除外できる)

 

① HI:head impulse test:半規管系の前庭機能検査(頭位眼球反射)
・横向き(10~20°)の状態から検者の鼻先を見てもらい、急に顔を横向けから正面に戻す
→「人形の目現象」が保たれていない(行き過ぎてから戻る)ならば「陽性」で、末梢性めまい(前庭神経障害)
・「人形の眼」が保たれていれば「陰性」で、中枢性めまい

 

② N:nystagmus
・水平一方向性なら末梢性
・注視方向性や垂直性なら中枢性

 

③ TS : test of skew(斜偏位)
・上下方向の斜視(斜偏位)の確認
・検者の鼻を注視させる

左右の目を交互に隠すことで、目が縦に流れれば中枢性(脳幹障害)

 

 

 

HINTS plus

・HINTSに新規片側性難聴の有無蝸牛症状「指こすり」による難聴の確認、耳閉、耳鳴りの有無)を加えたもの)

新規片側性難聴があれば中枢性梗塞が否定できない(AICA梗塞)
・一方、末梢性(前庭神経炎)では聴力低下なし。

 

<理由>
・AICAは小脳や脳幹だけではなく,前庭神経そのものや、蝸牛神経核や蝸牛にも栄養している

→AICA梗塞では内耳梗塞も合併し聴力障害も示すのが特徴

(メニエール病や突発性難聴との鑑別を要する)

・したがって、AICA梗塞では、HITで末梢性パターンを示すことがあり、nystagmusとtest of skewで異常がなければ末梢性と診断されてしまう。

HIT末梢パターン+新規片側性難聴=AICA梗塞と考える
(つまり、HINTS末梢性に聴力低下もなければ「末梢性」と判断する)


HINTS plusがすべて末梢パターンならまずは前庭神経炎を疑う。
1つでも中枢性なら中枢疾患を疑う。

 

参考:

The HINTS exam

コメント

タイトルとURLをコピーしました