O:Onset(発症様式)
「何をしている時に痛くなりましたか?」と聞くとよい
→「突然発症」「急性発症」の鑑別に有用
① sudden(突発)→鑑別には造影CTが必要
・ある一瞬を境に痛みが最強になったもの
「痛みは一瞬でピークになりましたか?それとも数分は掛かりましたか?」
・「詰まる、捻じれる、破れる、裂ける」といった緊急処置を要する疾患を多くふくむ
② rapid(急性)
・数分から十数分かけて痛みが最強になったもの
③ gradual(緩徐)
・数十分から数時間のうちに痛みが増強したもの
P:Palliative/Provocative(寛解増悪因子)
Q:Quality/Quantity(性質/程度)
・「持続痛」か「間欠痛」かの鑑別
・持続痛:「膜の痛み」、つまり腹膜や血管内膜からくる痛み
腹膜炎、急性胆嚢炎、胆石発作、急性膵炎、血管性
・間欠痛:「管の痛み」、つまり消化管や平滑筋を持った管腔臓器が蠕動運動を繰り返すことによって生じる痛み
尿管、小腸、胆管、大腸
R:Region/Radiation(場所/放散)
S:Symptom(随伴症状)
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