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腸球菌(Enterococcus)

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特徴

・G(+)球菌。短連鎖を形成

・腸管に常在

・日和見感染症の起因菌の一つ

・尿路感染症、感染性心内膜炎、腹腔内感染症、髄膜炎の原因となる。

・セフェム系にはほぼ耐性

E.faecalisはほぼ全てがペニシリン感受性であるのに対し、E.faeciumは約90%が耐性を示す

 

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菌種

E.faecalis:80%、抗菌薬の感受性良好(faecalisのs→sensitive)

E.faecium:20%、ペニシリン耐性が多い→バンコマイシンが有効

 

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治療

・ペニシリン感性場合はペニシリンGまたはアンピシリン(ABPC:ビクシリン®)が有効

・ペニシリン耐性の場合はグリコペプチド系(バンコマイシン、テイコプラニン)

 

medicina  2022年 6月号 特集 抗菌薬の使い方-敵はコロナだけにあらず! 今こそ基本に立ち返る

 

 

 

 

 

 

 

使いこなす抗菌薬 (Essence for Resident)
天沢 ヒロ
医学書院
2017-08-28

 

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