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ヘパリン(未分画、低分子の違い、疾患別投与法)

未分画と低分子の違い

未分画(ノボヘパリン®):

・分子量3000~35000

低分子(クレキサン®):

・未分画ヘパリンを化学処理あるいは酵素処埋により分解したもの。

・分子量4000~5000

・未分画と異なり、AT-Ⅲを介さずⅩa因子のみを選択的に阻害

 

なぜaPTTでモニターするのか?

・ヘパリンはATⅢに結合しⅡa(トロンビン)、Ⅹa、Ⅸaなどを不活性化し抗凝固作用を発揮する。

・高用量のヘパリンでは、PTもAPTTも延長する。

・しかし、さほど高用量でなければ、APTTの方が延長しやすいのが特徴である。APTTの系の方が、ATⅢ-ヘパリン複合体で抑制される凝固因子が多いためと考えられている。

 

 

参照(このサイトから引用しました):http://www.ketsukyo.or.jp/glossary/ka05.html

 

 

疾患別投与法(初診医の対応)

ヘパリン(5000単位/5ml/A)

心原性脳塞栓症

①ヘパリン注60単位/㎏(最大4000単位)ボーラス静注

②10単位/㎏/時(300~1000単位/時)を目安に持続静注

ヘパリン2A(10000単位/10ml)+生食90ml(これで100単位/1mL)
例)体重60㎏なら6mⅬ/時で持続静注
・APTTを4~6時間おきに測定、APTT正常の1.5~2倍(50~70秒)で調整。

 

虚血性心疾患

①ヘパリン3000単位側管より静注

②ソリタT3 500ml+ヘパリン10000~15000単位を24時間持続静注

 

肺塞栓症

①ヘパリン5000単位ワンショット静注

②18単位/㎏持続点滴静注

・APTTを4~6時間おきに測定、APTT正常の1.5~2.5倍で調整(やや強めに効かせる)。

 

急性動脈閉塞症

・血行再開までのtime limitは6時間
・診断確定したら、ヘパリン5000単位(5000単位/5ml/A)静注し、対応可能施設へ搬送!

 

 

循環器治療薬ファイル 薬物治療のセンスを身につける 第3版
村川裕二
メディカルサイエンスインターナショナル
2019-03-19

 

 

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