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腰椎椎間板ヘルニア、椎間板痛(神経根症状、治療)

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好発部位

腰椎前弯が最も強い下位腰椎に多い

・L4/5

・L5/S

 

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病型

後外側型(80%)

→神経根症状(一側の下肢痛)

 

後正中型(10%)

→後縦靭帯の痛み(いわゆる腰痛)

 

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神経根症状

L1-3

・FNST陽性

 

L4

・大腿四頭筋(膝伸展)、足関節背屈
・大腿前面~下腿内側(脛骨稜内側)の感覚
PTR低下、ATR正常
・FNST陽性
・SLR陽性

 

L5

・前脛骨筋(足関節背屈)、長拇趾伸筋、長趾伸筋、股関節外転、
・下腿外側(脛骨稜外側)~足背の感覚
・PTR正常、ATR正常
・SLR陽性

 

S1

・下腿三頭筋(足関節底屈)、長拇趾屈筋、長趾屈筋
・足部外側~足底の感覚
・PTR正常、ATR低下
・SLR陽性

 

FNST

・L3/4ヘルニアで陽性

 

SLR

・L4/5、L5/Sヘルニアで陽性

・急性多発神経根炎(ギランバレー)で陽性になることあり

 

腰椎椎間板ヘルニアの予後

・ヘルニアによる坐骨神経痛の87%は3か月で改善

 

保存治療

・NSAIDs

・タリージェ®(ミロガバリンベシル酸塩)

・サインバルタ

※ リリカは効果なし

 

 

 

手術適応

下肢麻痺や膀胱直腸障害

・48時間以内の手術が必要

 

痛みが強く、社会生活に多大な制限を及ぼす場合

 

 

 

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