原因:大きく3つに分類
・不整脈
・洞性頻脈
・心因性
※ 診断には病歴が大事!(ホルターでは診断できないことが多い)
診察時の要点
① 病歴がホルター心電図より重要
・48時間ホルターの不整脈捕捉率は35%
・ホルター心電図で異常があるのは一般的(器質的疾患がなくてもVTが14%で認められる)
② 動悸の性状の確認
・「緩徐に治まる」「概ね<120回/分」なら洞性頻脈
・「脈が飛ぶ」:期外収縮
・「不規則なリズム」:心房細動
・「突然治まる早い動悸」:発作性頻脈発作
③ 誘因の確認
・労作時→貧血、心肺予備能低下
・起立時→起立性低血圧症候群
・食事と関連→低血糖発作、ダンピング症候群
・安静時→甲状腺機能亢進、褐色細胞腫(高血圧、頭痛を伴うのが甲状腺機能亢進症との鑑別点)、薬剤性(テオフィリン、β刺激薬)
④ 患者指導
心拍数とリズムの確認のため、動悸発作時に脈をとってもらうこと!
↓
「脈が飛ぶ」:期外収縮
「不規則なリズム」:心房細動
「突然治まる早い動悸」:発作性頻脈発作
鑑別点
・突然治まる→発作性頻脈発作
・めまい、気が遠のく、失神→心室性不整脈
・頚部に拍動→AVNRT
・規則正しく、緩徐に治まる→洞性
洞性頻脈
「緩徐に治まる」「概ね<120回/分」
・労作時→貧血、心肺予備能低下
・起立時→起立性低血圧症候群
・食事と関連→低血糖発作、ダンピング症候群
・安静時→甲状腺機能亢進、褐色細胞腫(高血圧、頭痛を伴う)、薬剤性(テオフィリン、β刺激薬)
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