【薬物中毒時の胃洗浄の適応】
・服用後1時間以内
・大量服薬
・毒性の高い物質の摂取
【禁忌】
・石油製品や有機溶剤
・強酸、強アルカリなどの腐食性毒物
・意識障害(→気管挿管後施行)
【準備】
・胃管:成人:直径1cm程度(34~36Fr)、乳幼児16~28Fr
・挿入長:通常55㎝
【手順】
・意識障害がある場合は気管挿管を行う
・左側臥位、15~20°ヘッドダウン、両下肢屈曲位
・キシロカインスプレーを用いて咽頭麻酔
・胃洗浄管にキシロカインゼリーを先端から約15㎝まで十分塗布
・バイトブロックを咬ませ、チューブを後口蓋に沿わせてゆっくり挿入
・食道入口部で抵抗を感じたら、患者に嚥下してもらい、さらにゆっくり挿入。
【洗浄法】
・加温した微温湯(38℃程度)成人では水道水でも可、5歳以下では生食が推奨
・1回200~300mL、排液が透明になるまで。最低1~2L
・活性炭:成人50~100g(1g/㎏)、小児20~25g、
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