Dr.Gawaso,M.D.,Ph.D.

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救急

切迫するD、脳ヘルニア徴候

切迫するD(Dysfunction of CNS)① GCS≦8点② 急速に意識低下(GCS2点以上)③ ヘルニア徴候ヘルニア徴候・瞳孔左右差・片麻痺・高血圧と徐脈「切迫するD」の対応① 挿管② 脳外科コール③ 頭部CT
救急

ヒスタミン中毒(スコンブロイド中毒)

疾患・サバ科(scombridae:サバ、サワラ、カツオ、マグロなど)の赤身魚に多く含まれるヒスチジンが、不適切な保管や処理により増殖した微生物によりヒスタミンに変換され、このヒスタミンが多く蓄積した食品を食した際に発生する食中毒をいう症状...
救急

シガテラ中毒(ciguatera fish poisoning)

疾患・シガテラ中毒とは、熱帯・亜熱帯の珊瑚礁域に生息する毒化した魚類を食することによって起こる食中毒・日本国内では九州、沖縄地方が主な発生域・原因となる主な魚は、バラフエダイ、イッテンフエダイ、バラハタなど・原因毒のシガトキシンは熱に強く、...
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救急

赤血球輸血

規格・1単位(全血200mL由来)=140mL濃厚赤血球輸血適応・急性出血:Hb7g/dL以下で輸血開始。Hb6g/dL以下では輸血は必須※ 濃厚赤血球1単位でHbは40/体重(kg)上昇→体重80Kgなら1単位で40/80=0.5上昇輸血...
救急

血小板輸血

適応1)血小板数1万/μL未満(自然出血のリスクがあるため)2)5万/μL未満で出血傾向がある場合、または侵襲的処置を行う予定がある場合血小板製剤・1単位(200mL全血由来)=20mL・企画は1、2、5、10、15、20単位あり・目安とし...
感染

真菌感染症

真菌で抑えるべき2種類① 酵母様真菌(yeast)・カンジダ属・クリプトコッカス属莢膜、墨汁染色β-D-グルカンは上昇しない② 糸状真菌・アスペルギルス属抗真菌薬の4分類① フルコナゾール② ポリコナゾール・アスペルギルス用③ ミカファンギ...
診察・検査

難聴の検査について(Weber試験、Rinne試験)

難聴の分類難聴は、「伝音難聴」「感音難聴」「混合難聴」の3つに大きく分けられる。伝音難聴・音が伝わっていく過程の伝音機構の障害が原因の難聴。外耳、中耳に問題がある。・音の感覚機構そのものには障害がなく、聞こえのゆがみなどはおこらないため、病...
総合診療・家庭医療

男の肌ケア

顔のケア洗顔・37~38℃のぬるま湯で。温度が高すぎると必要な皮脂まで洗い流れてしまう。・手の平でゴシゴシ洗いはたるみ、皺の原因。示指、中指、環指3本の指腹で優しく洗う・ボディー用洗剤で顔は洗わないこと。洗浄力が強く、必要な皮脂まで落として...
リハビリテーション

生理的コスト指数(physiological cost index:PCI)

定義・生理的コスト指数(Physiological Cost Index : PCI)とは、一定時間歩行した時のエネルギー効率を間接的に測定する指標であり、歩行速度、安静時および歩行時の心拍数より算出される。・日常生活に準じた状態で身体活動...
感染

化膿性脊椎炎(椎間板炎、椎体炎)

脊椎炎? 椎間板炎? 椎体炎?・「整形外科学用語集」(日本整形外科学会編)に「椎間板炎」「椎体炎」なる用語はない。「化膿性脊椎炎(pyogenic spondylitis)」は用語集にある。(→脊椎の感染症が「椎体前辺縁の終末動脈で増殖」→...
感染

カテーテル関連血流感染症(CRBSI)

検査血液培養・末梢静脈からの血培は必須。可能ならばカテーテル抜去し、先端培養も提出。・カテーテルハブ由来と末梢静脈からの2か所から採取診断基準以下のどれか一つを満たす場合、CRBSIと診断① 1セット以上の皮膚から採取した血液培養とカテーテ...
消化器

肝膿瘍

疾患・「不明熱」の原因となることがある・原因微生物は「細菌性」と「アメーバ性」に大きく分かれる・特に感染初期で膿瘍形成が不完全な段階や微小な膿瘍の段階では単純CTでは見落としてしまう可能性があり、造影CTや腹部エコーを行わなければ診断にたど...
脳神経系

MLF症候群

疾患・橋のPPRF(paramedian pontine reticular formation:傍正中橋網様体)と中脳の動眼神経を結ぶ神経線維束(内側縦束:medial longitudinal fasciculus:MLF)が障害される...
診察・検査

脳神経の覚え方

「嗅いで見る動く車の三の外、顔耳のどに迷う副舌」第I脳神経 嗅神経 (知 )嗅覚第II脳神経 視神経 (知) 視覚第III脳神経 動眼神経 (運、副) 眼球運動(外眼筋・瞳孔括約筋・毛様体筋)第IV脳神経 滑車神経 (運) 眼球運動(上斜筋...
救急

複視

複視のアプローチまずは「片眼性」か「両眼性」かを鑑別片眼性複視・単眼毎の疾患や屈折異常(乱視など)、眼科疾患であることが多い両眼性複視・斜視がある時に存在する複視・眼科疾患でないことが多い斜視の分類① 内斜視・片眼が内側に寄っている状態・外...
総合診療・家庭医療

パーキンソンの法則

イギリスの歴史学者・政治学者であるシリル・ノースコート・パーキンソンが、著書「パーキンソンの法則:進歩の追求」で提唱した法則。イギリスの行政組織を研究する中で導き出したという。第1、第2の二つの法則がある。第1法則:仕事の量は、完成のために...
総合診療・家庭医療

メラビアンの法則(人は見た目が9割)

人間が人の印象を決める要素は以下の割合・視覚情報:55%・聴覚情報:38%・言語情報:7%つまり、人の印象を決めるのは言語情報以外が約9割を占める(「人は見た目(+声の印象」が9割」)Silent Messages: Implicit Co...
呼吸器

誤嚥性肺臓炎(誤嚥性肺炎との違い)

誤嚥性肺臓炎(aspiration pneumonitis、Mendelson症候群)・明らかな誤嚥のエピソード後の呼吸器症状の場合に疑う(↔「誤嚥性肺炎」は不顕性誤嚥が原因で、通常明らかな誤嚥のエピソードはない)・細菌の関与はなく、胃酸や...
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