Dr.Gawaso,M.D.,Ph.D.

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救急

リチウム中毒

薬物動態 ・「双極性障害」の治療薬(リーマス®)として使用される ・リチウムは神経細胞の興奮やシナプス伝導を抑制する ・心筋細胞では細胞内K+を減少させ再分極が延長する ・リチウムは中枢神経などの組織へ移行しにくいが、移行、蓄積後は排泄され...
救急

虫咬傷

まずアナフィラキシーの有無を確認 全身の皮疹に加え、下記のABCDのいずれかがあればアナフィラキシーと診断 A(air way):喉頭浮腫 B(breathing):喘息 C(circulation):ショック D(diarrhea):下痢...
総合診療・家庭医療

行動変容

行動変容のステージモデル J O Prochaska, C C DiClemente:Stages and processes of self-change of smoking: toward an integrative model o...
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循環器

動悸の鑑別

原因:大きく3つに分類 ・不整脈 ・洞性頻脈 ・心因性 ※ 診断には病歴が大事!(ホルターでは診断できないことが多い) 診察時の要点 ① 病歴がホルター心電図より重要 ・48時間ホルターの不整脈捕捉率は35% ・ホルター心電図で異常があるの...
リハビリテーション

体性感覚誘発電位

・上肢あるいは下肢の感覚神経を多数回電気刺激し加算することで、脊髄・大脳皮質に至るまでの感覚神経の伝導路の働きを調べる検査。 ・とても微弱な反応ですが、頭皮上などから記録 ・上肢では正中神経、下肢では脛骨神経を刺激する N20: ・正中神経...
総合診療・家庭医療

Castleman病

概要 ・1956年にBenjamin Castlemanにより報告された疾患 ・限局性あるいは多発性にリンパ節腫脹を来す良性のリンパ増殖性疾患 ・明らかな原因は不明。多中心性キャッスルマン病では特発性以外に、HHV-8感染との関連が示唆され...
血液

慢性骨髄性白血病

疾患 ・慢性骨髄性白血病(CML)は,多能性造血幹細胞が悪性化してクローン性の骨髄増殖を起こすことで発生し,未熟な顆粒球の著しい過剰産生をもたらす。 初期段階では無症状であるが,潜行性に進行し,非特異的な「慢性期」(倦怠感,食欲不振,体重減...
脳神経系

非痙攣性てんかん重積状態(non-convulsive status epileptics:NCSE)

概念 ・痙攣は目に見えないが、実際にはてんかん発作が起きている状態 ・持続脳波検査が診断に有用だが、実施できる施設は限られる →臨床所見から疑われれば、診断的治療を行う。 臨床所見 ・てんかんの既往がある、または高齢者 ・てんかん後や脳血管...
リハビリテーション

経頭蓋磁気刺激(transcranial magnetic stimulation:TMS) , 反復経頭蓋磁気刺激法 (Repetitive transcranial magnetic stimulation:rTMS) 

概念 ・おもに8の字型の電磁石によって生み出される、急激な磁場の変化によって(ファラデーの電磁誘導の法則により)弱い電流を組織内に誘起させることで、脳内のニューロンを興奮させる非侵襲的な方法である。 ・磁気刺激を反復することから、repet...
消化器

萎縮性胃炎

疾患 萎縮性胃炎は、長年にわたって胃の粘膜に炎症が起こること(慢性胃炎)で、胃液や胃 酸などを分泌する組織が縮小し、胃の粘膜が萎縮した状態をいう。 萎縮性胃炎が進むと、胃の粘膜は腸の粘膜のようになり(腸上皮化生)、さらに胃がんに まで発展し...
リハビリテーション

電気生理学検査

筋電図検査 検査に影響する要因 ・皮膚温低下にて伝導速度は低下する 病変分類 脱髄病変 ・伝導速度低下 軸索変性 ・軸索の数が減少すると発火する筋線維の数が減少するため、複合筋活動電位振幅が減少する 安静時活動電位 ・fibrillatio...
総合診療・家庭医療

メタボリック症候群への生活指導

生活指導 禁煙 5Aアプローチ Ask:喫煙習慣について尋ねる Advice:喫煙のリスクを伝え、禁煙を勧める Assess:禁煙の意思を尋ねる Assist:禁煙の行動を支持する。禁煙外来を紹介する arrange:フォローアップを行う ...
血液

好酸球増加

定義 末梢血好酸球が500/μL以上の場合を好酸球増加症と診断する 重症度 軽症:500~1500/μL未満 中等症:1500~5000/μL未満 重症:5000/μL以上 原因 1)アレルギー アレルギー性鼻炎 気管支喘息 アトピー性皮膚...
消化器

出血性潰瘍

薬剤選択、使用法 ・PPIの一択。 ・H2blockerは何らかの事情でPPIが使用できない場合の次善策 処方例) ・オメプラゾール(オメプラール®)20㎎+生食50~100mL 1日2回点滴静注 ・ランゾプラゾール(タケプロン®)30㎎+...
内分泌・代謝

ビタミンB12欠乏症

危険因子 ・萎縮性胃炎(最多) ・PPI長期内服 ・ビグアナイド長期内服 ・肉、魚摂取不足 ・胃切除後 疾患 連合性脊髄変性症 ・側索、後索障害 ・遠位末梢神経障害 ビタミンB12欠乏性貧血 ・「自己免疫性萎縮性胃炎(悪性貧血)」と「胃切除...
消化器

巨大結腸症

概要 ・結腸(大腸)の神経の異常や何らかの炎症性疾患などの病気が原因となって、結腸の蠕動運動が正常に行われず、腸が大きく膨らむ病気のことです。 原因 先天性巨大結腸症 ・先天性巨大結腸症はヒルシュスプルング病ともいう ・RET遺伝子の機能が...
血液

過多月経

以下の場合、「過多月経」を考える ・月経が9日以上持続する ・生理用ナプキン(通常2~3時間使用できる)が1時間毎に交換が必要 ・夜用ナプキン(サイズが大きい)を着けても下着が月経血で汚れる ・レバーの様な血塊が出る ・小球性(鉄欠乏性)貧...
診察・検査

振戦

振戦の定義 相補的に機能する拮抗筋同士の律動的かつ振動性の不随意運動。典型的には手,頭部,顔面,声帯,体幹,または下肢に生じる。 診断は臨床的に行う。 治療法は原因と病型によって異なるが,具体的には誘因の回避(生理的振戦),プロプラノロール...
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