診察・検査 グラム染色(Gram染色)の基本 Geckler分類※ 「Geckler分類4群以上」の検体で観察することGeckler分類・グラム染色を行い、それを診断のための材料にするには質の良い検体採取が必須である。・特に喀痰の質は重要で、肺炎を評価する場合には「Geckler分類の... 2020.09.15 2022.10.03 感染診察・検査
感染 急性副鼻腔炎、鼻副鼻腔炎の治療 症状・発熱(ないこともある)・くしゃみ、鼻汁、鼻閉・頭痛、頬部痛、顔面圧迫感・頭を下げると頭痛が悪化・経過は良好で、86%は発症から7~15日以内に抗菌薬を投与せずとも改善するウイルス性、細菌性の鑑別・多くはウイルス性・症状が2峰性に悪化す... 2020.11.13 2022.10.01 感染耳鼻科
総合診療・家庭医療 乳幼児健診、運動発達 乳幼児健康診査の頻度・母子保健法に基づいて、公費で乳児健診として「1歳6か月健診」と「3歳児健診」の2回(多くの市町村では3回)行われている。成長評価(すべての年齢で実施)・「平均値から±2以上の逸脱」や「成長率の急な変化」があれば原因検索... 2021.04.18 2022.09.19 小児科総合診療・家庭医療
救急 子宮外妊娠 妊娠可能性の問診「最終の正常月経開始日」とそれ以降の「性交渉歴」「避妊方法」を確認するTriad: 腹痛、無月経、不正性器出血・(卵管破裂を伴う場合)突然の、嘔気・嘔吐、発汗を伴う激しい痛みで発症することが多い。・腹痛がないこともある(4%... 2019.04.19 2022.09.19 救急産婦人科
皮膚科 メラノーマ(悪性黒色腫) 疾患・メラノサイト(色素細胞)より生じる悪性腫瘍・皮膚癌の中では「基底細胞癌」「有棘細胞癌」についで3番目に多い・本邦では、手足に生じる末端黒子型が多い(全体の40%) BRAF遺伝子変異・悪性黒色腫患者の中には、遺伝子変異の発現がみられる... 2020.03.21 2022.09.17 皮膚科
診察・検査 脾腫の診察(触診、Traube三角、Castell法) 触診・最も特異度が高い・患者右側に立ち、左手を左肋骨下部にあて、その上の皮膚を肋骨下縁に向かって引っ張り、皮膚に余裕を持たせる。次いで右手の指先を肋骨弓下に沈めるして触診する・右側臥位にすると分かりやすくなるTraubeの三角Traubeの... 2022.03.09 2022.09.14 診察・検査
皮膚科 ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(staphylococcal scalded skin syndrome;SSSS) 疾患・黄色ブドウ球菌が産生する外毒素の一つである表皮剥離毒素(exfoliative toxin:ET)によって、表皮が侵され、火傷のように剥けてしまう疾患。・ETは表皮細胞間接着因子である「デスモグレイン1」を特異的に切断するため、表皮上... 2022.09.13 小児科皮膚科
皮膚科 色素失調症 概念・定義・色素失調症は、皮膚、髪、歯、爪、目、中枢神経に症状が現れる疾患である。・脱毛、歯牙欠損、歯牙形態異常、爪の栄養障害を呈する。・網膜の血管新生が一部の罹患者に見られ、 網膜剥離を起こしやすい。・神経における所見では精神発達遅滞、知... 2022.09.09 皮膚科
エコー 経胸壁心エコー評価 1.LVEF(左室駆出率)・Teicholtz法(ティーショルズ法):簡易法・modified Simpson法:より正確・HFpEF(≧50%)、HFrEF(<40%)、HFmrEF(40%以上、50%未満)に分類2.壁運動範囲・びまん性... 2022.09.07 エコー循環器
感染 human herpes virus(HHV)の種類と疾患 HHV-1=HSV-1・単純疱疹(口唇ヘルペス)・Kaposi水痘様発疹症HHV-2=HSV-2・単純疱疹(性器ヘルペス)HPV-3=VZV(Varicella Zoster virus)HPV-4=EBVHPV-5=CMV 2022.09.07 感染
感染 単純ヘルペスウイルス感染症 単純ヘルペスウイルス・「単純疱疹」、「Kaposi水痘様発疹症」の原因ウイルス・HSV-1とHSV-2の2系ありHSVの種類①HSV-1(=HHV-1)・口唇やその周囲では「口唇ヘルペス(Herpes labialis)」といい、単純ヘルペ... 2019.12.17 2022.09.07 感染皮膚科
皮膚科 接触皮膚炎 疾患・外来性の刺激物質や抗原が皮膚に接触することによって発症する湿疹性の炎症反応治療1)原因物質からの回避・治療の大前提2)内服エピナスチン 20㎎ 1日1回夕食後3)外用ロコイド軟膏 1日2回サンテゾーン眼軟膏 1日2回 2022.08.30 2022.09.05 皮膚科
皮膚科 皮膚悪性腫瘍 基底細胞癌・皮膚癌中、最多・全体の7割以上が頭頚部に発生する・発症のピークは70歳代、男女差はない・ダーモスコピーで樹枝状血管、葉状領域、車軸状領域、青灰色小球などが観察される・多くは黒色斑を伴う・転移は非常に稀有棘細胞癌・2番目に多い・半... 2022.09.05 皮膚科
皮膚科 ケロイド(肥厚性瘢痕との鑑別) ケロイド・創傷治癒機転の制御異常により膠原繊維が過剰に産生され、紅色の結節、腫瘤を形成するもの・外傷、皮膚疾患痕(痤瘡など)や手術に続発するが、明らかな発症機転が不明なこともある肥厚性瘢痕との鑑別・肥厚性瘢痕も外傷や手術痕が隆起したものであ... 2022.09.05 皮膚科
皮膚科 壊疽性膿皮症 疾患・「急性熱性好中球性皮膚症(acute febrile neutrophilic dermatosis)」のひとつ(他にベーチェット病、Sweet病、結節性紅斑、角層下嚢胞症など)・基礎疾患として、炎症性腸疾患、白血病、骨髄異形成症候群... 2022.09.05 皮膚科
エコー 胆嚢、胆管(急性胆嚢炎、胆管炎)のエコー所見 観察法・「右肋骨弓下走査(2方向)」と「右肋間走査」で観察・深吸気保持、左側臥位でも観察を①右肋骨弓下走査・まず右肋骨弓に直行するようにプローブを置き、スライドにて胆嚢長軸を描出。(マーカーは尾側)・深吸気保持・総胆管は左側臥位で描出しやす... 2019.04.08 2022.09.04 エコー消化器
皮膚科 尋常性天疱瘡、水疱性類天疱瘡 「尋常性天疱瘡」と「水疱性類天疱瘡」の違い・いずれも自己免疫性水疱症であるが、天疱瘡は表皮細胞膜に存在するタンパクに対する自己抗体が原因で、類天疱瘡は表皮基底膜部領域に存在する蛋白に対する自己抗体が原因。・いずれも全身皮膚を侵し、生命予後に... 2019.03.14 2022.09.03 皮膚科
膠原病 Sweet病 疾患・1964年にSweetによって初めて独立疾患として報告されたもので,いまだ原因不明の急性炎症性疾患である。・病因は不明だが、「特発性」の症例、骨髄異形成症候群を代表とする「造血器悪性腫瘍に合併する症例」、「薬剤誘発性の症例」に分けられ... 2022.07.14 2022.09.03 膠原病