Dr.Gawaso,M.D.,Ph.D.

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循環器

下肢静脈瘤(下肢静脈解剖)

疾患 ・下肢の血流のうっ滞により表在静脈が拡張、蛇行する疾患 ・触知可能な径3mm以上の拡張を静脈瘤と定義する(CEAP分類) 分類 1次性 ・静脈自体に原因のある場合 ・最多 2次性 ・深部静脈血栓症 ・妊娠 ・骨盤内腫瘍 ・動静脈瘻 ・...
救急

小児のかぜ(風邪、感冒)

典型的病歴 ・乳児では「発熱」「鼻汁」が高頻度。その他「不機嫌」「食事摂取困難」「断眠」 ・幼児~学童では「鼻汁」「鼻閉」「咳嗽」が主症状 ※「下痢」や咳き込みを伴わない「嘔吐」はまれ 原因ウイルスの季節性変化 春:アデノウイルス 春、秋:...
脳神経系

REM睡眠行動異常

・REM睡眠中にもかかわらず骨格筋が動き、夢の内容に合わせた寝言や体動を特徴とする障害 ・REM睡眠が主体となる睡眠の後半に集中して起こるため、明け方により多く見られる ・主に男性にみられる(男女比9:1) ・パーキンソン病、多系統萎縮症、...
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リハビリテーション

FAB (frontal assessment battery)

・前頭葉機能検査 ・「6項目の面接形式の検査」からなる 項目 「1.概念化課題」 「2.知的柔軟性課題」 「3.行動プログラム課題」 「4.反応の選択課題」 「5.反応の抑制課題」 「6.把握行動課題」 満点は18点。健常者はだいたい8歳以...
総合診療・家庭医療

小児科薬籠

呼吸器 アスベリン散10% 1日量 ・1歳未満0.05〜0.2g(主成分5.54〜22.1mg) ・1歳以上3歳未満0.1〜0.25g(同11.1〜27.7mg) ・3歳以上6歳未満0.15〜0.4g(16.6〜44.3mg) ・成人0.6...
手技

関節穿刺(参考:Dr.仲田のダイナミック整形外科)

総合診療医必見! 膝関節 筋緊張がなく、膝蓋骨の可動性があれば膝関節伸展位でも可。 筋緊張が強い場合は、膝下に小枕を置いて軽度屈曲位にする。 ↓ 膝蓋骨を外側にずらして下に隙間を作る ↓ 穿刺部位に圧痕でマーク ↓ アルコール綿でゴシゴシこ...
脳神経系

低髄液圧症候群

原因 ・外傷、スポーツ ・出産 症状 ・平均年齢38歳、女性に多い ・起立時に増悪し、臥位で改善する頭痛 ・悪心、嘔吐 ・疲労感 ・髄膜刺激症状(後頭部通痛、項部硬直) ・視覚障害、羞明 検査 1)頭部MRI(矢状断) ・硬膜肥厚 頭蓋内が...
救急

リチウム中毒

薬物動態 ・「双極性障害」の治療薬(リーマス®)として使用される ・リチウムは神経細胞の興奮やシナプス伝導を抑制する ・心筋細胞では細胞内K+を減少させ再分極が延長する ・リチウムは中枢神経などの組織へ移行しにくいが、移行、蓄積後は排泄され...
救急

虫咬傷

まずアナフィラキシーの有無を確認 全身の皮疹に加え、下記のABCDのいずれかがあればアナフィラキシーと診断 A(air way):喉頭浮腫 B(breathing):喘息 C(circulation):ショック D(diarrhea):下痢...
総合診療・家庭医療

行動変容

行動変容のステージモデル J O Prochaska, C C DiClemente:Stages and processes of self-change of smoking: toward an integrative model o...
循環器

動悸の鑑別

原因:大きく3つに分類 ・不整脈 ・洞性頻脈 ・心因性 ※ 診断には病歴が大事!(ホルターでは診断できないことが多い) 診察時の要点 ① 病歴がホルター心電図より重要 ・48時間ホルターの不整脈捕捉率は35% ・ホルター心電図で異常があるの...
リハビリテーション

体性感覚誘発電位

・上肢あるいは下肢の感覚神経を多数回電気刺激し加算することで、脊髄・大脳皮質に至るまでの感覚神経の伝導路の働きを調べる検査。 ・とても微弱な反応ですが、頭皮上などから記録 ・上肢では正中神経、下肢では脛骨神経を刺激する N20: ・正中神経...
総合診療・家庭医療

Castleman病

概要 ・1956年にBenjamin Castlemanにより報告された疾患 ・限局性あるいは多発性にリンパ節腫脹を来す良性のリンパ増殖性疾患 ・明らかな原因は不明。多中心性キャッスルマン病では特発性以外に、HHV-8感染との関連が示唆され...
血液

慢性骨髄性白血病

疾患 ・慢性骨髄性白血病(CML)は,多能性造血幹細胞が悪性化してクローン性の骨髄増殖を起こすことで発生し,未熟な顆粒球の著しい過剰産生をもたらす。 初期段階では無症状であるが,潜行性に進行し,非特異的な「慢性期」(倦怠感,食欲不振,体重減...
脳神経系

非痙攣性てんかん重積状態(non-convulsive status epileptics:NCSE)

概念 ・痙攣は目に見えないが、実際にはてんかん発作が起きている状態 ・持続脳波検査が診断に有用だが、実施できる施設は限られる →臨床所見から疑われれば、診断的治療を行う。 臨床所見 ・てんかんの既往がある、または高齢者 ・てんかん後や脳血管...
リハビリテーション

経頭蓋磁気刺激(transcranial magnetic stimulation:TMS) , 反復経頭蓋磁気刺激法 (Repetitive transcranial magnetic stimulation:rTMS) 

概念 ・おもに8の字型の電磁石によって生み出される、急激な磁場の変化によって(ファラデーの電磁誘導の法則により)弱い電流を組織内に誘起させることで、脳内のニューロンを興奮させる非侵襲的な方法である。 ・磁気刺激を反復することから、repet...
消化器

萎縮性胃炎

疾患 萎縮性胃炎は、長年にわたって胃の粘膜に炎症が起こること(慢性胃炎)で、胃液や胃 酸などを分泌する組織が縮小し、胃の粘膜が萎縮した状態をいう。 萎縮性胃炎が進むと、胃の粘膜は腸の粘膜のようになり(腸上皮化生)、さらに胃がんに まで発展し...
リハビリテーション

電気生理学検査

筋電図検査 検査に影響する要因 ・皮膚温低下にて伝導速度は低下する 病変分類 脱髄病変 ・伝導速度低下 軸索変性 ・軸索の数が減少すると発火する筋線維の数が減少するため、複合筋活動電位振幅が減少する 安静時活動電位 ・fibrillatio...
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