総合診療・家庭医療

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産婦人科

月経前症候群 / 月経前不快気分障害(参考:月経周期)

参照:月経周期 女性ホルモン 卵胞ホルモン(エストロゲン) ・卵胞から分泌される ・子宮内膜の増殖、卵胞の成長促進、子宮筋の肥大、乳管の成長促進 黄体ホルモン(プロゲステロン) ・黄体ホルモンは代謝されて抗利尿ホルモ...
2024.07.25
救急

デクスメデトミジン(プレセデックス®)

1)薬理作用 (1) 作用機序◆デクスメデトミジンはα2アドレナリン受容体の完全アゴニスト(α2/α1選択性はクロニジンの約 8 倍)であり,青斑核や脊髄が作用部位である. (2) 薬 効◆デクスメデトミジンには,鎮静作用,鎮痛...
循環器

高血圧(測定法、定義、治療目標)ー高血圧治療ガイドライン2019準拠

参考:「高血圧治療ガイドライン2019」(日本高血圧学会:2019年発行) 血圧測定法 1.装置 ・精度検定された水銀血圧計,アネロイド血圧計による聴診法が用いられる。精度検定された電子血圧計も使用可。 ・カフ内ゴム嚢の幅1...
2024.07.11
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総合診療・家庭医療

糖尿病性腎症

糖尿病性腎症について ・血液透析導入患者の原疾患で第1位 ・早期診断のためには「微量アルブミン尿」の検出が有用。そのため「尿中アルブミン/クレアチニン比(ACR)」の測定を行う (ACRの正常値:<30mg/gCr) ・...
2024.07.10
診察・検査

Suttonの法則

定義 ・「サットンの法則(Sutton’s law)」とは、効率的に目的を達成するために、最も可能性が高い解を最初に追求することを示した教訓のことをいう。 ・サットンの法則は、その名前をアメリカの銀行強盗、ウィリー・サットンに由来す...
総合診療・家庭医療

医療者教育(現場でどのように教えるのか,どのように学ぶのか?)

医学教育学の変遷 文献1,2 行動主義から構成主義への変遷 ・日本での近代学校教育制度は1872年に成立した「学制」からと言える ・その後学習メカニズムは「行動主義的心理学」の研究を通して科学的根拠を提示されました ・...
2024.07.09
総合診療・家庭医療

オッカム、ヒッカム

Occumの剃刀(オッカムのかみそり) 複数の問題があっても1つの疾患で説明がつくこと Hickhamの格言 高齢者(50歳以上)では、若年者では通常起こりえない複数の疾患を同時に罹患しうる
2024.07.09
精神科

睡眠薬(具体的処方、不眠時指示)

睡眠薬の適正な使⽤と休薬のための診療ガイドライン ー出⼝を⾒据えた不眠医療マニュアルー 不眠症の定義、分類 ・適切な睡眠環境下で、睡眠の質や維持に関する訴えがあり、これに基づいて日中の機能異常が認められる症状 ・日中の機...
2024.07.03
診察・検査

診療情報提供書(紹介状)のテンプレート

【傷病名】#1 #2 #3 平素より大変お世話になっております。ご多用中恐れ入りますが、今後の貴院でのご加療をお願いしたく、ご紹介申し上げます。 【当院への入院目的】 【既往歴】 【家...
2024.06.14
総合診療・家庭医療

特定健康診査(特定保健指導、がん検診、人間ドック)

特定健康診査 ・実施年度中に40歳〜75歳となる者で、公的医療保険加入者全員を対象とした保健制度。 ・一般には『メタボ健診』といわれている。 ・「高齢者の医療の確保に関する法律」に基づいて実施される。 ・医療費の高騰...
2024.06.14
泌尿器科

高齢者、認知症患者の頻尿(原因、対策、治療薬)

『フレイル高齢者・認知機能低下高齢者の下部尿路機能障害に対する診療ガイドライン2021』 『フレイル高齢者・認知機能低下高齢者の下部尿路機能障害に対する診療ガイドライン2021』 日本サルコペニア・フレイル学会、国立長寿医療研究センター...
2024.06.02
アレルギー

蕁麻疹

定義、病態生理 ・真皮の一過性(個疹の寿命が24時間以内)、限局性浮腫 ・皮膚の血管や血管の周囲には、肥満細胞(好塩基性の細胞)が散在しており、この肥満細胞の中にヒスタミンが多数含まれている。何らかの原因で、肥満細胞がヒスタミンを分...
2024.05.28
皮膚科

抗ヒスタミン薬(種類と使い分け)

「抗アレルギー薬」と「抗ヒスタミン薬」の違い 抗アレルギー薬とは ・アレルギーの初期反応である、細胞からアレルギー物質が出るのを防ぐのを「抗アレルギー作用」という。 ・「抗アレルギー薬」は広義ではアレルギー疾患の治療薬のすべてを含...
2024.05.28
皮膚科

皮疹の分類

斑(凹凸のない平坦な病変) ・紅斑 圧迫して色が消退する赤い皮疹 ・紫斑 圧迫しても色が消退しない皮疹 凸な病変 充実性: 皮膚成分のみで構成されている。大きさにより名称が変わる ・丘疹:<5mm ...
予防

フレイル、ロコモ、サルコペニア、老年症候群、高齢者肥満

老年症候群 ・加齢に伴い高齢者に多くみられる、医師の診察や介護・看護を必要とする症状・徴候の総称のこと ・「フレイル」、「サルコペニア」は老年症候群の一つである。 フレイル ・「フレイル」とは、日本老年医...
2024.05.23
救急

発熱と高体温症の違い

発熱と高体温症の違い ・体温中枢で調節された体温上昇が発熱であるのに対し、気温の過度の上昇や鬱熱(服の着せ過ぎ、布団の掛け過ぎ、過剰な暖房)、脱水などにより、体温中枢とは関わりなく体温が上昇してしまう状態を高体温症とう。 この重症型が熱射...
総合診療・家庭医療

「不明熱」に対する初期対応

不明熱の定義(1991年基準) ・体温38.3℃以上が複数回確認されている ・3週間以上継続している ・3回以上の外来か、3日以上の入院で原因が不明 推奨される初期対応・検査 1)初期対応 ・まずは薬剤熱の除外か...
2024.05.22
救急

アセトアミノフェン(発熱時と疼痛時)

発熱時 カロナール®(内服) ・1回300~1000㎎、最大1日4000㎎ ・4~6時間あけて再投与可 ・腎機能低下時に用量調整の必要なし ・抗炎症作用なし アセリオ®(点滴) ・1回300~500㎎、15...
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