総合診療・家庭医療 疥癬 疾患・疥癬はヒゼンダニ(疥癬虫、Sarcoptes scabiei)が皮膚の最外層である角質層に寄生し、人から人へ感染する疾患である。・非常に多数のダニの寄生が認められる角化型疥癬(痂皮型疥癬:crusted scabies)と、少数寄生で... 2025.03.19 皮膚科総合診療・家庭医療
総合診療・家庭医療 せん妄(予防ケアと発症時のケア) 「せん妄」の定義・脳の器質的な脆弱性(加齢性変化、脳梗塞、認知症など)に、脱水や感染症、薬物などの負荷が加わり、脳機能が低下した状態(意識障害)。・せん妄とは、身体的要因や薬剤要因によって急性に出現する意識、注意、認知の障害であり、その症状... 2023.11.16 2025.03.04 総合診療・家庭医療
救急 アセトアミノフェン(発熱時と疼痛時) 発熱時カロナール®(内服)・1回300~1000㎎、最大1日4000㎎・頓用時は4~6時間あける・肝機能障害があればには避ける・腎機能低下時に用量調整の必要なし・抗炎症作用なしアセリオ®(点滴)・1回300~500㎎、15分で点滴・原則とし... 2024.05.22 2025.02.25 救急総合診療・家庭医療
総合診療・家庭医療 可逆性後頭葉白質脳症(Posterior reversible encephalopathy syndrome;PRES) 可逆性後頭葉白質脳症(Posterior reversible encephalopathy syndrome;PRES)・意識障害,痙攣,頭痛,視力障害などを主症状とする症候群の 1 つ。血液脳関門の破綻を契機とした脳浮腫が誘因であると考... 2025.02.25 産婦人科総合診療・家庭医療脳神経系
総合診療・家庭医療 ユマニチュード ユマニチュードとはユマニチュードとは、高齢者や認知症患者などのケアを行うためのコミュニケーション技法である。以下の「4つの柱」からなるユマニチュードの「4つの柱」1)「見る」:同じ目の高さで相手を見つめ、相手に親しく正直であることを伝える2... 2025.02.25 総合診療・家庭医療
総合診療・家庭医療 薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛:medication overuse headache:MOH) 薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛、medication overuse headache:MOH)・薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛、MOH)とは、鎮痛薬を頻繁に摂取することで発生する頭痛である。・典型的には、片頭痛や緊張型頭痛... 2025.02.19 総合診療・家庭医療脳神経系
総合診療・家庭医療 問診のOPQRST O:Onset(発症様式)「何をしている時に痛くなりましたか?」と聞くとよい→「突然発症」「急性発症」の鑑別に有用① sudden(突発)→鑑別には造影CTが必要・ある一瞬を境に痛みが最強になったもの「痛みは一瞬でピークになりましたか?それ... 2019.04.11 2025.02.18 総合診療・家庭医療診察・検査
総合診療・家庭医療 診断bias comfirmation bias自分の仮設に合わない情報は過小評価してしまうこと。例)左片麻痺患者で血圧が低いのは降圧薬を内服しているせいだろうと思い込む糖尿病治療中でなければ低血糖にはならないだろうoverconfidence bias... 2025.02.02 総合診療・家庭医療
救急 カフェイン中毒 中毒量1g致死量5~10gカフェインを含む飲料、薬剤・モンスター:160mg/本・レッドブル:80mg/本・コーヒー:80mg/杯・市販のカフェイン製剤:1錠100mg症状・低カリウム血症・QT延長カフェイン中毒の治療・確立された治療方法は... 2025.02.02 救急総合診療・家庭医療
総合診療・家庭医療 便秘(生活指導、下剤の種類と使い分け) ガイドライン便通異常症診療ガイドライン2023―慢性便秘症監修・著編者 日本消化管学会※ まずは薬剤性便秘の除外便秘を惹起しうる薬剤・鎮痛薬:NSAIDs、麻薬・抗コリン薬:鎮痙薬、抗うつ薬、抗精神病薬、抗パーキンソン病・降圧薬:カルシウム... 2021.02.01 2025.01.29 消化器総合診療・家庭医療
総合診療・家庭医療 健診で尿蛋白陽性時のアルゴリズム 健診で尿蛋白が陽性時のアルゴリズム① 「早急な精査を要する病態」の鑑別「早急な精査を要する病態」これ3つ「急性腎炎症候群」「急速進行性糸球体腎炎(RPGN)」「ネフローゼ症候群」1)急性腎炎症候群・先行感染(10~14日前)・血圧上昇・急性... 2023.10.06 2025.01.28 総合診療・家庭医療腎臓
総合診療・家庭医療 風疹(rubella) 疾患・Togavirus科Rubivirus属に属する風疹ウイルス(rubella virus)による発熱、発疹、リンパ節腫脹を特徴とするウイルス性発疹症である・飛沫感染・症状は不顕性感染から、重篤な合併症併発まで幅広く、臨床症状のみで風疹... 2022.03.10 2025.01.23 総合診療・家庭医療
総合診療・家庭医療 refeeding syndrome(リフィーディング症候群) 疾患・高度の低栄養状態の患者に対し、栄養療法開始に伴い血糖値が上昇すると、膵臓におけるインスリン分泌が刺激される一方でグルカゴン分泌は抑制され、グリコーゲン、脂肪、蛋白の合成が開始される。・これらの同化反応にはP、Mg等の電解質が必要であり... 2021.10.28 2025.01.20 内分泌・代謝総合診療・家庭医療
総合診療・家庭医療 前縦隔腫瘍の「4T」 前縦隔腫瘍の「4T」胸腺腫(thymoma)奇形腫(teratoma)甲状腺腫(thyroid tumor)悪性リンパ腫(terrible lymphoma→ちょっとインチキ)参照(このサイトより引用): 2025.01.20 総合診療・家庭医療
総合診療・家庭医療 しぶり腹の鑑別疾患 診察の原則「しぶり腹(うんちしたい症候群)」を認識した時点で、骨盤腔内の大腸に接した炎症や出血性病態、消化管の悪性腫瘍を常に念頭に置き、直聴診を怠らないこと。鑑別疾患・腹部大動脈瘤切迫破裂・急性虫垂炎・大腸憩室炎・感染性大腸炎・直腸癌・炎症... 2024.11.25 消化器総合診療・家庭医療診察・検査
総合診療・家庭医療 皮疹の分類、記載法 大きさ・皮疹が単発ないし2~3個程度のときは面倒がらずに物差しを当てて数字で記載するのがよい・異なった大きさの皮疹がたくさんある場合には,「小豆大から大豆大までの」「2 ~10 mmの」などと表現する.炎症性疾患の場合:なじみのある物の大き... 2024.05.24 2024.11.21 皮膚科総合診療・家庭医療
総合診療・家庭医療 栄養管理、経管栄養、経腸栄養 栄養の評価法栄養に関する代表的な身体計測・身長、体重(BMI)・腹囲・上腕三頭筋皮下脂肪厚(TSF)・上腕周囲長(AC)・上腕筋周囲長・上腕筋面積BMI・BMI<18.5で低体重、BMI≧25.0で肥満と診断・「12か月で5%以上の体重減少... 2021.04.23 2024.11.19 消化器総合診療・家庭医療
救急 ブロムワレリル尿素による中毒(ブロム中毒) 概念・「ブロムワレリル尿素」を含む市販頭痛薬の過量内服もしくは依存により,急性ないし慢性中毒が生じます.・「ブロモバレリル尿素」は一部の市販の鎮痛薬に含まれています.非常に依存が生じやすいので避けたほうが安全です.米国などではすでに医薬品と... 2024.11.19 救急総合診療・家庭医療脳神経系