耳鼻科

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救急

咽頭痛、咽頭炎の診察(5 killer sore throat(致死的咽頭痛)を含む)

診察の手順・本当に咽頭痛か?→「嚥下時痛」を伴えば、狭義の「咽頭痛」と診断できる→そうでない場合は、鑑別診断の方向性が異なってくる・突然発症:心筋梗塞や大動脈解離も考慮・甲状腺に圧痛があれば、亜急性甲状腺炎・若い女性では高安病の初期症状など...
耳鼻科

外耳道異物

外耳道異物の手順耳鏡を用いて、外耳道内の異物を確認↓可能な範囲で鼓膜の観察も行い、穿孔の有無を確認する↓緊急性を要するもの(耳鼻科コンサルトすべきもの)・鋭利な異物・ボタン電池・聴力低下・めまい・出血※それ以外は翌日耳鼻科受診で可外耳道内虫...
耳鼻科

鼻出血

手技1)診察・バイタルサインの確認・基本的に座位で診察(難しい場合は側臥位)・前かがみで鼻翼部を用手圧迫してもらう2)まずは用手圧迫(鼻翼圧迫法)・90%はこれで止まる・気道に流れないように「下を向いて」、「鼻翼部(鼻根部ではない)」を「1...
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人間ドック・健診

聴力検査

標準純音聴力検査(純音聴力検査)・聴力検査の中で最も基本的かつ重要な検査。単に「聴力検査」という場合には、この標準純音聴力検査を指す(他には語音聴力検査といって言葉の聞き取りの能力を調べるものや、脳波を使った聴力検査などがある)・ヘッドホー...
救急

BPPV(典型的眼振、中枢性眩暈の除外)

まずは「中枢性めまい」の除外から!「めまいの4D」の確認を!構音障害(dysarthria)嚥下障害(dysphagia)複視(diplopia)感覚障害(dysesthesia)・その他:「頭痛」「体幹失調」(歩けない眩暈は帰すな!):S...
脳神経系

前庭神経炎

疾患・原因は不明だが、主にウイルス感染(単純ヘルペス(HSV-1)が多い)や虚血によって前庭神経が障害されることによって起こるとされる説が有力・めまいの発現の数日前に上気道感染症、あるいは感冒に罹患していることがある。前駆症状として上気道炎...
診察・検査

めまい診療(末梢性めまいか中枢性めまいかの鑑別、HINTS)

「めまい」患者に対する初期対応① バイタルサインの確認② 病歴聴取・発症様式・トリガー・持続時間持続性:AVS(急性前庭症候群:前庭神経炎、脳血管障害)非持続性:BPPV、前庭片頭痛、TIAなど・時間経過・関連症状動悸、胸部不快感、呼吸苦は...
人間ドック・健診

耳鳴

疾患・「外環境から音響刺激の欠如した中で音を受容すること」をいう。・耳鳴は「自覚的耳鳴」と「他覚的耳鳴」に分類される。自覚的耳鳴・耳鳴の大部分を占める・外耳から聴覚中枢に至る聴覚路のあらゆる部位の障害で生じうる・一般的に感音難聴に伴う耳鳴が...
耳鼻科

急性中耳炎

ガイドライン小児急性中耳炎診療ガイドライン 2018年版急性中耳炎の重症度分類(2018年版)急性中耳炎の重症度分類年齢≧24か月齢 +0<24か月齢 +3耳痛なし +0あり +1持続性の高度疼痛 +2発熱<37.5℃ +037.5≦ <3...
診察・検査

眼振検査

参照このサイトより引用:めまいプロ 医療関係者の方々へ「めまい」に関する情報をお届けします眼振方向(急速相の方向)眼振なし眼振存在・方向ともに疑わしい小打性眼振(左向水平性眼振)振幅が普通中打性眼振振幅が中等度大打性眼振振幅が大きい低頻打性...
総合診療・家庭医療

A群β溶連菌感染症、咽頭炎

特徴・5~14歳に多い・喉の片側が痛い・咳、鼻汁は伴わない・嚥下時痛・喉の全体が深紅色・白苔は少ない・いちご舌:発症初期には白い苔が生えたようになり、その後赤いブツブツとなっていちごのように見える・リンパ節腫脹は前頚部(↔伝染性単核球症では...
総合診療・家庭医療

メニエール病( Ménière’s disease):一般医の対応

疾患・患側の「難聴」「耳鳴り」「耳閉感」を伴う「回転性めまい」を反復する疾患・発生率のピークは20歳から50歳の間である。・めまい発作の持続時間は20分~24時間程度。・内リンパ水腫が原因と考えられているが、原因は不明(内リンパ:膜迷路の内...
耳鼻科

突発性難聴(一般医の対応)

概念・数時間以内に突然発生する、または起床時に認識される、中等度から高度の原因不明の感音難聴。・年間発症頻度は人口10万人あたり60人程度・50~70歳代に多い・原因不明であるため、他疾患の除外診断である。症状・突然発症する難聴(発症時刻を...
脳神経系

顔面神経障害(診察、鑑別)

顔面筋の診察1)顔面上部(額のしわ寄せ)・検者の指を注視してもらい、上にあげた指を頭を動かさずに追視してもらうと額に皺が寄る・額の筋は両側支配であるため、末梢性ではしわ寄せができないが、中枢性では上部顔面の麻痺はなくしわ寄せができる2)眼輪...
総合診療・家庭医療

持続性知覚性姿勢誘発めまい(persistent postural-perceptual dizziness:PPPD)

疾患・「慢性めまい」の一つ(慢性めまいの約14%)・めまいはその発症様式から前庭神経炎などの「急性めまい」、メニエール病や良性発作性頭位めまい症(BPPV)のような「発作性めまい」、症状が3か月以上持続する「慢性めまい」に分けられる。・「慢...
診察・検査

難聴の検査について(Weber試験、Rinne試験)

難聴の分類難聴は、「伝音難聴」「感音難聴」「混合難聴」の3つに大きく分けられる。伝音難聴・音が伝わっていく過程の伝音機構の障害が原因の難聴。外耳、中耳に問題がある。・音の感覚機構そのものには障害がなく、聞こえのゆがみなどはおこらないため、病...
感染

急性副鼻腔炎、鼻副鼻腔炎の治療

症状・発熱(ないこともある)・くしゃみ、鼻汁、鼻閉・頭痛、頬部痛、顔面圧迫感・頭を下げると頭痛が悪化・経過は良好で、86%は発症から7~15日以内に抗菌薬を投与せずとも改善するウイルス性、細菌性の鑑別・多くはウイルス性・症状が2峰性に悪化す...
耳鼻科

耳垢塞栓

耳掃除・耳垢塞栓は子供の10%、正常人の5%、施設高齢者の57%、精神遅滞者の36%に生じる・耳掃除では綿棒の使用はかえって耳垢を奥に入れてしまったり、外耳道損傷のリスクがあるため推奨されない・耳掃除の最もよい方法は、指を布でくるみ外耳道を...
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