FDG PET/CT検査
・PET(ペット)とは、がんの検査方法の1つで、Positron Emission Tomography「陽電子放射断層撮影」の略語です。
・がん細胞は正常細胞の3~8倍のブドウ糖を消費します。この性質を利用した検査がPET検査です。
・ポジトロン核種と呼ばれる放射性物質を標識したブドウ糖(FDG:フルオロデオキシグルコース)を体内に投与し、FDGの集積部位を画像化することで、がん細胞を発見します。
悪性腫瘍の種類によるPET有用性
有効な腫瘍
頭頚部癌、悪性リンパ腫
無効(集積が少ない)
・高分化型肝細胞癌
・腎細胞癌
・前立腺癌
・膀胱癌
・胃硬癌(スキルス)
・気管支肺胞型腺癌(高分化型肺腺癌)
検査の際の注意点
・検査開始前の最低5時間前から食事や糖分の入った飲み物は制限する
筋肉への集積が目立ち、画像が劣化するため
・検査前の運動は控える
筋肉に集積してしまうため
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