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SPIKES(悪い知らせを伝えるコミュニケーションスキル)

S:Setting-適切な面談環境を設定する
プライバシーに配慮した、安心して落ち着ける環境を準備しましょう。できれば看護師さんも同席するのが望ましいです。

P:Perception-患者の認識を知る
患者さんが、自分の状態や、これからのことをどのように考えているのか、どのくらいまで理解しているのかを探ってみましょう。間違って理解していたり勘違いしていても、最初から強く否定しないようにします。患者さんが使う言葉や表現を使うことで、知識の共有がしやすくなります。

I:Invitation-どこまで知りたいかを把握する
悪い情報も告知することが一般的になってきていますが、知りたくないという方の気持ちも尊重しましょう。家族が本人に知らせたくないという場合は、なぜ知らせたくないのか?知らないことで起こりうることをわかりやすく説明してみましょう。

K:Knowledge-診療情報を伝える
エビデンスに基づいた情報を、絵やわかりやすい資料などをうまく利用しながら提供しましょう。話す内容を小分けにして、その都度うまく伝わっているかを確認しながら話を進めましょう。

E:Empathy-共感を示す
悪い情報を提供したら、患者さんがどんな気持ちになっているかに共感しながら、一方で客観的に、患者さんの様子を観察、評価しましょう。
「驚かれたでしょうね」「こんなことあなたに言うのは私も辛いですよ」「あなたのそんな気持ち、私もわかりますよ」などと共感の表出をしましょう。「どうしてそのように思うのか、もう少し話をしてくれますか?」など具体的な気持ちを探索する質問も、共感を深めるのに役立ちます。また、沈黙には沈黙で。患者さんが話し始めるのを待つことも大切です。

S:Strategy & Summary-方針を提示する。
最後に話したことをまとめましょう。そしてこれからどうするかを提示しましょう。現実の中で、できる最善のことを一緒に考えていく姿勢を見せましょう。

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