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TIA(一過性脳虚血発作)

・急性梗塞を伴わない、局所的な脳、脊髄または網膜の虚血による一過性の神経学的機能障害

・5%が2日以内に脳梗塞に進展するため危険。

・まずは低血糖の除外

・意識消失時間は5~10分と長い(通常の失神は1~2分)

意識消失の前後で神経脱落症状(片麻痺、構音障害、しびれ、眼前暗黒感、顔面神経麻痺、回転性めまい、小脳失調など)を認める

 

ABCD2 score:TIA後の脳梗塞発症リスク評価

・以下の5項目評価にて、脳梗塞に移行する危険性を判断する

低リスク:0~3点

中リスク:4~5点

高リスク:6~7点

3点以上では入院治療が推奨される

※低リスクでも「MRI DWIで病変陽性例」「心房細動合併症例」「頸動脈・頭蓋内動脈の50%以上狭窄病変合併症例」は注意を要する。

 

項目 点数
 A:age  60歳以上  No:0点 Yes:+1点
 B:blood pressure  収縮期血圧140mmHg以上
 もしくは
 拡張期血圧90mmHg以上
 No:0点 Yes:+1点
 C:clinical features  片側の脱力  +2点
 脱力を伴わない発語障害  +1点
 その他の症状   0点
 D:duration of symptoms  10分未満   0点
 10~59分  +1点
 60分以上  +2点
 D:diabetes  糖尿病  No:0点 Yes:+1点

 

治療

 

※ 基本的には専門医に入院の相談をする必要あり

 

治療薬

・急性期(発症48時間以内)の再発予防にアスピリン160~300㎎/日内服、またはアルガトロバンor オザグレルナトリウム点滴静注

・原則的には降圧はしないが、SBP>220mmHgまたはDBP>120mmHgが持続する場合に限り、155程度の降圧を試みる

・ABCD2スコアで4点以上では抗血小板薬2剤併用療法(アスピリン+クロピドグレル)

・Af合併例ではDOAC

 

 

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総合診療 2020年 12月号 ‟ヤブ化”を防ぐ! 「外来診療」基本の(き)Part2
 

 

 

 

脳神経系
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