検査の意義
・Timed Up & Go Test(TUG)は開眼片脚起立時間とともに「運動器不安定症」の指標となっている。
・高齢者の運動機能検査の中でもTUGは信頼性が高く、下肢筋力、バランス,歩行能力、易転倒性といった日常生活機能との関連性が高いことが証明されており、高齢者の身体機能評価として広く用いられている。
測定方法
・肘掛のついた椅子にゆったりと腰かけた状態(肘かけがない椅子では手を膝の上においた状態)からスタート
・立ち上がり、3mを無理のない早さで歩き早さで歩き、折り返してから再び深く着座するまでの所要時間を測定する
参照(このサイトより引用):https://www.slideshare.net/RaeeyaBilal/get-up-amp-go-test-tendem-walk-test
Cut-off値:
・Shumway-Cookは転倒経験者と非経験者を対比しcut off値を13.5秒とし、Bischoffは地域在住高齢者と施設利用者と対比しcut off値を12秒としている。
・また、2005年本邦で行われた介護予防事業では要支援の高齢者の平均値が12.2秒であった。
・以上の報告をもとに、介護予防の観点から運動器不安定症のcut off値は11秒と設定されている。
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