・国際的に頻用されている総合的な記憶検査。
・記憶のさまざまな側面を測定することができるので、認知症をはじめとする種々の疾患の記憶障害を評価するのに有効。
・言語を使った問題と図形を使った問題で構成され、13の下位検査がある。
・「一般的記憶」と「注意/集中力」の2つの主要な指標、および「一般的記憶」を細分化した「言語性記憶」と「視覚性記憶」の指標が得られる。
・また「遅延再生」指標も得られる。
※言語性記憶と視覚性記憶
・言語的記憶
聞いたり読んだりした言語で表すことのできる記憶
例)物の名前 出来事の説明 社会生活上のルールの知識
・視覚的記憶
映像や記号など視覚的な形で保存される記憶
例)人の顔 図柄 建物の見取り図 部屋の中の物の配置
WMS-Rの問題構成
1. 情報と見当識
2. 精神統制
3. 図形の記憶
4. 論理的記憶I
5. 視覚性対連合I
6. 言語性対連合I
7. 視覚性再生I
8. 数唱
9. 視覚性記憶範囲
10. 論理的記憶II
11. 視覚性対連合II
12. 言語性対連合II
13. 視覚性再生II
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