疾患
・嚢子を経口摂取することで感染する原虫による糞口感染
・南アジア、東南アジアでの旅行者下痢症として認める
・先進国ではおむつのまま乳児が遊んでいるプール、汚染水による集団感染、感染した紙おむつを扱った介護者間の感染、MSMなどによる肛門性交からのヒトーヒト感染、汚染水で処理したレタスなどの食物摂取による集団感染など
・低胃酸症、肺線維症、免疫能低下も危険因子となる
・潜伏期:1~2週間
・第5類感染症
症状
・悪心、嘔吐、水様下痢、腹痛、鼓腸
(上部小腸に感染するが組織侵襲性はなく、血便や発熱はまれ9
検査
・便や十二指腸液の検鏡で「洋ナシ型の8本の鞭毛をもつ特徴ある原虫」を証明
(感度が低いため、3回繰り返す)
治療
・多くは自然治癒する
・メトロニダゾール250㎎ 1日3回 5~7日間
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