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負荷心電図(マスター、トレッドミル運動負荷試験(Bruce法))

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1)マスター二段階試験

<検査内容>

・マスター博士が考案した負荷心電図法

・高さ 23cmの二段の凸型階段を用い、性別、年齢、体重より算出された回数をステップ音にあわせて一定速度で一定期間昇り降りしてもらい、 昇降前と後の心電図を記録

・階段昇降の前後に心電図を記録して比較し、その変化を評価する。

参照(このサイトより引用):https://www.kango-roo.com/learning/1502/

 

<検査手順>

①階段昇降前に、安静時心電図を記録。

②階段昇降:

・年齢、性別、体重より算出された昇降回数を、規定した一定時間昇降運動する。
・3種類の負荷があり、下記のように階段昇降の時間に違いがある。

シングルマスター:1分30秒
ダブルマスター :3分
トリプルマスター:4分30秒

③階段昇降後、直ちに仰臥位で心電図を直後、3分、5分、(10分)と記録し負荷前の状態に回復するまで必要に応じて記録する。

 

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2)Bruce法

・多段階運動負荷試験プロトコール

・軽い負荷から段階的に負荷量を増やし、自覚症状、異常所見の発現まで、あるいは目標心拍まで負荷をかけるプロトコール。

・低負荷より開始し、2~3METsの増加度で漸増し、各段階を2~3分間、全運動負荷を15~20分以内に終了する。

・負荷前、中、後を通じて連続的心電図モニターや血圧測定ができるため、負荷量が多いにもかかわらず比較的安全に施行できる。

 

参照(このサイトより引用):https://med.toaeiyo.co.jp/contents/cardio-terms/test-exam-diagnosis/4-32.html

 

 

 

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運動負荷心電図の虚血判定基準

参照:慢性虚血性心疾患の診断と病態把握のための検査法の選択基準に関するガイドライン(2010年改訂版)

確定基準

ST下降

水平型ないし下降傾斜型で0.1mV(1mm)以上
J点から0.06秒後ないし0.08秒後で測定

ST上昇

0.1mV以上

安静時ST下降がある場合

水平型ないし下降傾斜型で付加的な0.2mV以上のST下降

 

参考所見

上行傾斜型ST下降
ST部の傾きが小さく(1mV/秒以下)0.1mV以上
陽性U波の陰転化

偽陽性を示唆する所見

HR-STループが反時計方向回転
運動中の上行傾斜型ST下降が運動後徐々に水平型・下行傾
斜型に変わり,長く続く場合

 

レジデントノート増刊 Vol.21 No.2 心電図診断ドリル〜波形のここに注目!

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