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呼吸用保護具

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呼吸用保護具とは

・呼吸用保護具とは、粉じん、ヒューム、ガスなどの有害物質を吸入しないようにするために、口と鼻、または頭部全体を覆うように設計された保護具である。

・大きく「ろ過式」と「給気式」の2 種類に分類される

 

 

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分類

ろ過式:

・ろ過材や吸気缶を通して空気中の有毒ガス、粉じん等の有害物をろ過して作業場所の空気を吸う呼吸用保護具。

・酸素欠乏の恐れがある箇所および硫化水素と酸素欠乏空気が共存する場所では使用できない。

酸素濃度 18%未満の場所では使用してはならない

種類

・防塵マスク

・防毒マスク

・電動ファン付き呼吸用保護具(フィルターでろ過した空気をファンでフードや面体に吸気する)

 

給気式(酸素濃度が18%未満でも使用可)

・ボンベなどから呼吸可能な空気を供給する呼吸用保護具

・給気式は酸素濃度 18%未満でも使え、ろ過式に比べ有害物質を吸入する危険性が抑えられます。

・給気式はホースにより外部からの新鮮な空気を供給する「送気マスク」と、空気や酸素を自分で携行する「自給式呼吸器」に分けられます。

種類

・送気マスク:電動送風機で遠隔からの清浄な空気をホースで送気する

 

 

・自給式呼吸器(酸素呼吸器、空気呼吸器):ボンベを自分で携行する

 

 

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面体(顔に着ける部分)の大きさによる分類

① 半面形面体(鼻上部から顎下まで覆う)

② 全面形面体(顔全体を覆うことで、同時に眼も保護する)

 

対象有害物による分類

① 防じんマスク(一般粉じん、ヒューム、ミスト、アスベスト)

・フィルタにより99.9%の粉じんを除去

・防じんマスクは有害ガスには無効

② 防毒マスク(ガス、蒸気)

・吸入缶による有害ガスの除去

③ 防じん機能付き防毒マスク

・粉じんとガスが混在する場合に使用

 

防護係数

・防護係数とは、保護具によって得られる防護効果を表す係数で、環境中の有害物質濃度と吸気中の有害物質濃度を測定し下記の式で算出されます

防護係数=[環境中の有害物質濃度(マスクの外側)]/ [吸気中の有害物質濃度(マスクの内側)]

・防護係数の確認は、労働者に初めて使用させるとき、及びその後6月以内ごとに1回、定期に、JISで定める方法で防護係数を求めることにより行うこと。

 

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