急性緑内障発作は「閉塞」隅角緑内障で発症
・開放隅角ではおきない
・遠視の高齢者に起こりやすい
遠視では「眼のサイズが小さい」ため、角膜と虹彩の距離が近くなり閉塞隅角になりやすい
・白内障手術を受けた人は開放隅角になっているので、急性緑内障発作は発症しない
症状
・眼痛
・頭痛
・吐き気
・目の充血
・視力低下、霧視、視野障害(眼球一側性)
・散瞳
・対光反射消失
参考(このサイトから引用しました):http://www.kagayaki-cl.com/
診察所見
・中等度散瞳
・対光反射減弱・消失
・結膜充血、角膜混濁
ペンライト法
・Flash light test(ペンライト法):ライトを側方から虹彩と平行に当てる。
・正常眼では虹彩全体が照らされるが、患側では虹彩が膨隆して閉塞隅角になるため、Nasal iris shadow(三日月状の影)ができていれば陽性。
・感度は92%、特異度は67%.
参考:https://www.slideshare.net/hiroakikato161009/20140920-42305433
対応
・緊急手術が必要になる可能性があり、中核病院の眼科に緊急コンサルテーションする
眼科医が来院するまでの対処
・縮瞳薬(β遮断薬)点眼
1%あるいは2%ピロカルン® 5分毎に1滴点眼
・ 炭酸脱水素酵素阻害薬静注
ダイアモックス® 500㎎ iv
・ 高浸透圧利尿薬点滴(グリセオール)
300mL/1~2時間
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加藤 浩晃 (著)
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