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消化管出血

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全身状態の確認

ショックの診断基準(下記症状から総合的に判断)

・SBP<90mmHg

・HR>120

・顔面蒼白、発汗、四肢冷感

 

ショックと判断した場合の初期対応

細胞外液急速輸液

・アシドーシスを起こしにくい酢酸リンゲル(ヴィーンF®)

・1~2Lを10~15分(全開)で

循環動態安定の目安:

・SBP>100mmHg

・HR<100/分

 

輸血開始の数値

Hb<7.0g/dLで実施を推奨

 

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Glasgow-Blatchford score

・上部消化管出血患者のリスク評価法

・急性上部消化管出血の患者、特に輸血や出血管理のための内視鏡的介入、再出血また死亡のリスクを予測するために使用する

・内視鏡所⾒を含まず、 血圧心拍数などのバイタルサイン、 BUNHbなどの採血結果と、 問診(黒色便、失神)既往歴(肝不全、心不全)のみでスコアリングできるため、 初療時点での簡便なリスク評価が可能。

・スコアは0~23点の範囲内で規定され、 点数が⾼いほど内視鏡治療が必要となる。

・一方、 GBSが1点以下では再出血や死亡のリスクが極めて低いため、入院や内視鏡の必要性はないとされている

 

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夜間でも緊急で内視鏡医にコンサルトすべき「ハイリスク症例」

① 来院時ショックバイタルの症例

② 単位時間あたりの出血量が多い、あるいは多かったことが考えられる症例(失神、不穏などの病歴)

③ 非代償期肝硬変症例をはじめ、止血困難が疑われる症例

 

 

 

総合診療 2020年 4月号 特集 大便強ドリル 便秘・下痢・腹痛・消化器疾患に強くなる41問!

 

 

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